タテジマとファイブアローズに魅せられて

　この重責を背負う選手は成績が下降気味になるとかどっかで聞いた気がするけど、とにかく今年の新井兄さんは散々だった。

　理由としては肩の怪我も一因だろうけど、ＮＰＢとの交渉で行ったり着たりもあっただろうから、これが無くなるであろう来年が勝負。それにしても年齢的に一番良い時期をこうした役割に充てたというのはいいやら悪いやら。

　今年も甲子園で観戦する中で、新井兄さんには様々な野次が飛んでいた。「登録名を良太を「新井」にして、新井を「新井貴」にしろ！」なんてのを言っている人がいたのを今思い出しながら書いている。

　来季の新井さん、どうやらファーストで行く方向らしい。確かにファーストの方が比較的投げる機会は内野の他のポジションよりも減る。その点では肩の負担は減らすことが出来そうだ。だったらバッティングをもっと向上させないとね。

　本当に肩の怪我だけだったのか分からないけど、併殺数やら失策数やらを見ればこれでイイとは決していえないもの。振り返れば年齢的にも悠長なことは言えない時期にもなっている。正直、来季がダメなら控え選手になることだって覚悟することも要求されそうだ。

　弟の台頭がある。良太選手は昨年の活躍でかなりの信頼をファンから得ている。もしかしたら、両者が例えば同じ「実力が５０」という数字の状態にあるとしても、上昇して５０になった良太選手よりも下降して５０になった新井兄さんのほうが印象が悪くなる。こうした印象を覆すことも来季は要求されてくる。

　さて、どうなるのか？足枷が無くなった新井さんの意地やら復活やらが楽しみな来季であるが・・・・・・やっぱり楽しみってのとは少し違うかなぁ？