タテジマとファイブアローズに魅せられて

　他球団の選手であっても俺の歳になると同い年の選手の存在は励みになっている。これで谷繁選手と宮本選手くらいになったのかな？他にいたら申し訳ないが。

　俺の中で琢朗選手というと、サードというよりもショートのイメージ。一緒に組んでいたセカンドのイメージとしては最近の選手？！ばかりだが仁志選手とか種田選手が思い出に残っている。

　そしてあれは金本選手が２０００本安打を達成した日と記憶しているが、あの日は故・加藤博一さんがご他界されたことによる追悼試合だった。その日、ライトスタンドの応援団は博一さんが使用していた蒲田行進曲のヒッティングマーチを１番琢朗さんの第１打席で使用。琢朗さんは見事にヒットを打ったはず。

　そうそう、ヒッティングマーチといえばカープ応援団の作曲能力が素晴らしいという評判をよく聴く。俺もそう思う。そしてベイスターズ応援団のヒッティングマーチ作曲能力も凄いと思っている（例：大西、駒田→内藤）のだが、琢朗さんの♪駆け抜けるスタジアム〜♪も名曲である。それをカープ移籍後も使用し続けている。このことはベイスターズ応援団とカープ応援団が見せてくれたファインプレーだと俺は思って凄く嬉しかった。応援スタイルが違うと曲の印象も違うものだが、名曲が残るのは本当に嬉しい。

　引退試合はまだ発表されていない。カープはＣＳ争いの真っ只中。最終順位が決まるまでは発表も出来ないだろう。でも出来ればカープＶＳベイスターズ戦であってほしい。球場中が琢朗選手のヒッティングマーチを歌ってほしい。俺もそのときはどこの球場であっても行きたいのだが、今年は観戦自体が難しいので行けそうに無い。だからスカパーで絶対に観る！！

　どうか今シーズンが終わるまで怪我などされないように。２０００本安打を打ったほどの名選手である。その選手が決断した引退まで、せめて無事で過ごしてほしい。それくらいの願いは神様だってきっと聞いてくれるはずなのだ。