タテジマとファイブアローズに魅せられて

　と思ったかどうか知らんけど、甲子園に今夜も神が降臨した。そう、その神様の名は「阪神園芸」という。もうね、「阪神園芸」なんて呼び捨てにしちゃいけないのよ、せめて「園芸さん」と。

　その園芸さんが阪神の逆転までグランド状態を何とか、本当に何とか試合を継続できるレベルに維持してくれたことで試合は違った展開となってきた。

　まずオリックスの場合、ほっともっとから京セラに徐々にホームゲームを移してきたからか、雨の中での試合が減ってきたのかもしれない。なんせ投手がやりにくそうに、投げにくそうにしてたもんなぁ。

　試合としてはグランド状態がアレだったんでバントしても転がってくれないし、降りしきる雨に照明が反射して外野手なんてボールが見えないんじゃないか？と思えるような。柴田選手の２ベースで平野選手が帰ってこれなかったのも走塁ミスと言ってしまえばそれまでだけど、あれは打球が見えなかったんじゃないかと。そんな風にも見えたんだけどね。

　勝つまで意地でもやる試合。その意地を見事に結果に変えてくれたのは金本選手のホームラン。あれ、大きかったねぇ。甲子園で金本選手が今まで打ったホームランで一番大きかったんじゃないか？と思えるような。いえ、実際は違うと思いますよ、バックスクリーンに飛び込んだほうが飛距離自体は出ているでしょうから。でも中段だったもんなぁ。２５段あたりまで届いてたんじゃないかという。打った瞬間はファールかなぁ？なんて仕草も見せていたけどしっかりとライトスタンドへ。さすが４番！！

　土曜日のグランド状態が心配ではあるけれど、とにかくこの試合を勝てたのは大きかった。ミスもあった試合だけど、甲子園の神「園芸」さんがこっちには付いている！！とにかく両チームの選手に怪我が出なくて良かったよ。