タテジマとファイブアローズに魅せられて

　ただ、久保投手がよかったかといえばそうでもないような気がしていた。ライトスタンドから見ていた感想ではストライクとボールがはっきりしすぎているように見えた。替え時も難しい判断だったと思う。４回途中であっても球数は８０球。こういう展開では５回までと割り切った起用になると思ったし、そうなるとランナーをためられていたとしても２点リードの場面。１回マウンドでタイミングを取り直して続投と思っていたので意外だった。ただ、渡辺投手に替えたことも悪いとは思わなかったのだが。

　そういう点では援護点は何点あってもいい。ブラゼル選手が本塁憤死した場面などは自重しておいて次につなげたほうがよかったのは結果論で片付けられるものばかりではないだろう。３塁コーチの動きが今ひとつ見えにくかったのだが止めているようにも見えたがどうだった？

　４回以降はヒットも少なくなる。勢いがあるときはガンガン行けるが、勢いが落ち着いてしまったときにどうやってもう１回勢いを取り戻せるか？その役割を誰が担えるか？打順的にも浅井選手や上本選手に望みたかったのだがこの日は叶わなかった。
　
　まあ、あとはやっぱり守備でしょう。浅井選手と平野選手が譲り合ってしまった結果の２ベースヒット、上本選手がスライディングキャッチしようとしてスルーしてしまったヒット。こうした与えないでもいい出塁が少しずつ効いてしまった試合でもある。

　なんかこういう勝てる展開の試合を落として・・・・・引き分けだから「落とし」たわけでもないんだろうけど「落とした」感が強いよなぁ・・・・・ということをしていたらイカンのよ。

　点取ったら終わりじゃなくて、次もドンドン行ける状態にするのがベンチの仕事。しっかり出来てるんだろうか？と疑問に感じた試合でもある。チーム全体に攻める姿勢がもっとあれば柴田選手も思い切って走れると。（走らん柴田選手も起用された理由を自分で考えなけりゃいけないけど）

　新井さんだって盗塁した。鳥谷選手だって積極的に盗塁している。チームの中心選手に攻める姿勢があることを他のみんなもベンチの首脳陣だってしっかり感じて戦えば今からだって・・・・・ね。