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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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 これほどまでに野球について考えたことが無いシーズンオフを過ごして2011年のプロ野球が開幕した。

 通常の年以上にプレッシャーがかかる中で能見投手が踏ん張った。先制されようが逆転されようが点差を1点に留めて味方の逆転を待った。

 新井選手の戦う姿が印象的だった。シーズンオフの開幕日を巡る攻防をはじめ、多くのメディアで新井選手を見た。

 初めての経験であるはずのこうしたオフ。そしてこれも初めてのタイガースの4番として開幕を迎えること。1つのプレッシャーをはねのけたら次にまた・・・・・である。

 粘って戦う姿が印象的な試合だった。でも随所に今年のタイガースの良さは散りばめられていた。マートン選手と平野選手には1回から長打が出て、今年も怖い存在であることを見せ付けた。

 鳥谷選手からは隙の無さを感じ、俊介選手はそれまで凡退して迎えた最終打席でヒットを打つ強さも感じた。

 なにかをしなけりゃいけない気がする。そんな気持ちになる人も多い中で、野球をすることで与えられる姿とは何か?観ているこっちもプレーする姿から感じることが出来る場面は何回もあった。例えば鳥谷選手。際どい内野ゴロの全力疾走は気迫も何もかもが込められた凄い疾走であった。

 そこに野球があることが素晴らしい。チープな言葉であってもそれしか言いようが無い気分だ。野球から勇気を。それが抽象的である表現であることは承知しているが、身内に被災者を持つ俺にもそれは伝わってきた。被災された方々に支援をしようとする俺にも何かを感じさせてくれた試合である。

 野球があるっていいね。タイガースが勝つと本当に嬉しいね。それは今夜の試合でも変わらない気持ちだ。いつも心にタテジマを。唇に六甲颪を。

 能見投手、開幕投手お疲れさま。そして今シーズン初勝利おめでとう。桧山さんナイスバッティング!他にも声をかけたい選手ばかりである。

 ヒーローインタビューはいつもよりも少しだけインタビュアーの声のトーンも低めだった。そのときである、お立ち台に立つ2人の後ろに「がんばろう!日本!」の黄色いメッセージボードが並んで揺れている光景が画面に映されていた。タイガースカラーで作ったかどうか定かではないが、一斉に掲げられ、風になびく姿はまるで菜の花が咲き乱れるかのようであった。

 今でも不安な日々が続いている。余震が起こるたびも俺も身内が心配になる。その中でも春は訪れる。きっと菜の花だって咲いている。

 大地に、そして心に花が咲きますように。今日の試合と阪神甲子園球場はこれ以上無いほど雄弁に春の訪れを願う気持ちを告げていた。



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| タテジマに想いを | 23:01 | comments(0) | - |