タテジマとファイブアローズに魅せられて

　この時期で良かった、しかも軽症のようで良かったと言えるのだが、この時期だからこその故障が痛いような気もしている。

　春のキャンプは１年間戦えるだけの体作りとか言われている。もちろんオフにしっかりと取り組んでキャンプインしているのであるが、それでも練習だけに専念できる環境で過ごせるのは貴重な時間。春のキャンプを順調に過ごせなくてその１年を苦労した選手を何人も見てきた。

　運動していた人だったら思い当たる節はあると思うのだが、３日間休んだり、３日間だけでも患部っていうか故障箇所を動かすことを制限したりすると、その動きを解除したときに感じる感覚とその感触を元に戻すまでには時間がかかることを実感したことがある方も多いのではないだろうか。

　プロの中でも超一流の部類に入っている選手だし、球団スタッフのフォローも万全だろうからその辺は大きな心配はしていないが故障無しというのに比べれば足踏み状態の数日間を過ごすはず。今回の時間をうまく使って、疲労回復なんかにあてて欲しい。なんだかんだ言ってもタイガースの抑えの投手である。万全で抑えて当然といわれるレベルの選手であるし存在も大きい。その選手が無事に勝負できることがチームにとってどれほど大きいことかはみんなが知っている。

　そうはいいながらも全力疾走したとか書かれている。精神的強さが心強くもあり、少しだけ心配でもあるのだ。無理しないでね！！１年間戦ってね！！！というのが本音である。