3連戦観戦記 【パンドラの箱】
初日は久保投手が良い当たりを打たれながらも粘って投球。テレビで見ているとどうか分からないけど、現地で見ているとそんなに悪いという印象は無し。むしろ中盤はランナー出しても併殺で切り抜けたりしてこれから乗ってくるんじゃないかと思ってみていた。それが6回で降板とはねぇ。
この日、投げにくそうにしていた相手は飯原だったんで、畠山を警戒してもそれ以降の打順は相川の1安打のみだったし、球数的にもそんなに放ってないだろ?ということで当然続投かと。
で、福原投手が出てきたんですよ。このところ無失点で頑張っているんだけど、試合展開として1点差の場面は厳しくないかなぁ?と思ったんです。俺はこの交代には首を傾げたんですけど、それでも替えるなら登場時に色々言われようが久保田投手か、それか渡辺投手・・・・・と思ってたら2人とも逆転された後に出てきましたわ。川端が打ったレフト前なんて完全に打ち取った当たりだったもんなぁ。久保田投手の球ってそれくらい重いんですよ。
2日目は相手のエラーでもらった2点。でもそれ以上にメッセンジャー投手が凄かったんですわ。もう相手がゴロしか打たない、打てないんだもん。それも力のないゴロね。7回2安打で抑えるだけじゃなく、アウトの内容も6回までは全部内野で終わり。外野に飛んだのはファールを除けばヒットの2本だけなんですわ。
7回になってやっと相手の打球が外野に。そして裏の攻撃で打順が回ってくるんですわ。ここまでの球数は100球を超えた程度。続投か?交替か?現地の雰囲気的には続投だったんじゃないかって思うんです。メッセンジャー投手の打順までにランナーが出てチャンスだったら代打。そうじゃないければ凡退しても8回は先頭打者から。そんな感じだったんじゃないでしょうか?
8回表、まさかの球児投手です。いや、これはまさかですよ。この短期間に何回イニングまたぎさせてるのかと。まだ残りは20試合くらいあるわけです。そしてこの日のヤクルトの各打者の打撃を見ていればメッセンジャー投手続投のほうが嫌だったと思いますよ。それくらい、球児投手に代わった以降は相手のスイングが違って見えました。
2試合をベンチワークで落とし・・・・・なんか新聞とかでコーチが「私の責任です!」とか言ってたけど、コーチだけの責任じゃないだろうし、責任者探しをしているわけでもないし、最終的に交替を告げるのは監督なんだし、それじゃ監督は投手交替に関して何もしてないのかよ?!というムカつきさえ覚えましたわ。2試合勝てる試合を落とした気がしましたもん。
この日終了時点で首位を明け渡すどころか1.5ゲーム差までつけられてしまい、残りの日程を考えると1.5差がギリギリという感じ。優勝?まだマジックも出てないんですよ。凄く厳しいと思っているんです。
ここで負けて中日が勝って阪神が負けたら2.5差になってしまう。ナゴドも残っている。しかも中日は阪神を除けば現時点で4位以下のチームとの対戦しか残っていない。でもタイガースは読売戦と中日戦を8試合?残している。楽観なんて絶対に出来ない状況です。俺ねぇ、今年のこの選手たちで勝ちたいんですよ。もうね、奇跡の打線じゃないですか?昨年の1番打者が引退しても、投手陣が苦しくても、開幕4番が怪我で途中スタメンから外れてもここまで勝ち残っている状況ですよ。どれだけ選手が頑張っているのかと!この状況で新しい戦力が出てくる。これもアレを達成するためには必然であり、チームとしての奇跡なんですね。
3日目。何が何でも勝つ以外の結果は要らない試合でした。そこで出てきたのは登場テーマが♪ガッチャマン♪の秋山投手です。これが凄いピッチングなんですよ。とても19歳に見えない。とても新人に見えないです。
まずはコントロールが良い。3ボールになっても崩れる気がしないんです。そしてカーブかな?緩急もうまくつけて投げることが出来る。文字どおり散発。ヤクルトとしても村中が好投していることもあり、根競べに持ち込もうとも持ち込む術がない。だって無四球だし連打も出ない。3回と5回に2ベースヒットは出るけど2アウトからだし。観ているこっちが心配なのは、過去2日のように下手な継投に持ち込んじゃうことだけですよ。でも球数的にそれも心配無さそう。
7回裏、秋山投手が打席に入る直前まではネクストには関本選手かな?準備してたんです。でも打席には秋山選手がそのまま入ってタイムリー。きれいなスイングでレフト前へ運びました。それもそうなんですけど、このイニングはヤクルト側にミスが集中し・・・・・でもこれを呼び込んだのも秋山投手の投球だったと思います。
この日の甲子園は本当に久しぶりに良い雰囲気でした。なんていうか、球場中が「頑張れ秋山!!」って気持ちで一体化してたんですよ。8回あたりからは1アウトごとに歓声が大きくなり、9回は更にもう・・・・・平野選手がポロッとやったときには更に・・・・・それを併殺で終わらせたときの大歓声と大喝采が秋山投手の耳にはどのように届いたのでしょうか?
ギリシャ神話にパンドラの箱ってあるじゃないですか。開けちゃいけないっていう箱を開けるとそこから災いが飛び出して・・・・・もうね、この3連戦のうち最初の2試合は苦しい場面を多く見ました。なんで?という気持ちを何度も抱きました。でもパンドラの箱の中には(諸説色々ありますが)最後に“希望”が残ってたんですよね。この“希望”が何だったのか?と。あぁ、そうか。これがその希望だったんだと確信できたのが秋山投手だと思ったんです。
タイガースのアレ、おそらく自分たちが思っているより凄く厳しいと思います。でも絶望的なんてことでもありません。浮かれることなく、目の前の事実の厳しさにしっかり向き合って戦っていくことが一番重要です。
主力投手の復帰、点を取れる打撃、新しい戦力の台頭、少しずつアレに必要なピースが揃ってきています。すでにラストピースを手に入れているのか?だとしたら組み立てるのが先か、日程を終えてしまうのが先か?泣いても笑っても・・・・・残り試合をしっかり応援していきましょう。
審判の谷さん、最後は甲子園でとお願いしていたって。35年間お疲れ様でした。
この日、投げにくそうにしていた相手は飯原だったんで、畠山を警戒してもそれ以降の打順は相川の1安打のみだったし、球数的にもそんなに放ってないだろ?ということで当然続投かと。
で、福原投手が出てきたんですよ。このところ無失点で頑張っているんだけど、試合展開として1点差の場面は厳しくないかなぁ?と思ったんです。俺はこの交代には首を傾げたんですけど、それでも替えるなら登場時に色々言われようが久保田投手か、それか渡辺投手・・・・・と思ってたら2人とも逆転された後に出てきましたわ。川端が打ったレフト前なんて完全に打ち取った当たりだったもんなぁ。久保田投手の球ってそれくらい重いんですよ。
2日目は相手のエラーでもらった2点。でもそれ以上にメッセンジャー投手が凄かったんですわ。もう相手がゴロしか打たない、打てないんだもん。それも力のないゴロね。7回2安打で抑えるだけじゃなく、アウトの内容も6回までは全部内野で終わり。外野に飛んだのはファールを除けばヒットの2本だけなんですわ。
7回になってやっと相手の打球が外野に。そして裏の攻撃で打順が回ってくるんですわ。ここまでの球数は100球を超えた程度。続投か?交替か?現地の雰囲気的には続投だったんじゃないかって思うんです。メッセンジャー投手の打順までにランナーが出てチャンスだったら代打。そうじゃないければ凡退しても8回は先頭打者から。そんな感じだったんじゃないでしょうか?
8回表、まさかの球児投手です。いや、これはまさかですよ。この短期間に何回イニングまたぎさせてるのかと。まだ残りは20試合くらいあるわけです。そしてこの日のヤクルトの各打者の打撃を見ていればメッセンジャー投手続投のほうが嫌だったと思いますよ。それくらい、球児投手に代わった以降は相手のスイングが違って見えました。
2試合をベンチワークで落とし・・・・・なんか新聞とかでコーチが「私の責任です!」とか言ってたけど、コーチだけの責任じゃないだろうし、責任者探しをしているわけでもないし、最終的に交替を告げるのは監督なんだし、それじゃ監督は投手交替に関して何もしてないのかよ?!というムカつきさえ覚えましたわ。2試合勝てる試合を落とした気がしましたもん。
この日終了時点で首位を明け渡すどころか1.5ゲーム差までつけられてしまい、残りの日程を考えると1.5差がギリギリという感じ。優勝?まだマジックも出てないんですよ。凄く厳しいと思っているんです。
ここで負けて中日が勝って阪神が負けたら2.5差になってしまう。ナゴドも残っている。しかも中日は阪神を除けば現時点で4位以下のチームとの対戦しか残っていない。でもタイガースは読売戦と中日戦を8試合?残している。楽観なんて絶対に出来ない状況です。俺ねぇ、今年のこの選手たちで勝ちたいんですよ。もうね、奇跡の打線じゃないですか?昨年の1番打者が引退しても、投手陣が苦しくても、開幕4番が怪我で途中スタメンから外れてもここまで勝ち残っている状況ですよ。どれだけ選手が頑張っているのかと!この状況で新しい戦力が出てくる。これもアレを達成するためには必然であり、チームとしての奇跡なんですね。
3日目。何が何でも勝つ以外の結果は要らない試合でした。そこで出てきたのは登場テーマが♪ガッチャマン♪の秋山投手です。これが凄いピッチングなんですよ。とても19歳に見えない。とても新人に見えないです。
まずはコントロールが良い。3ボールになっても崩れる気がしないんです。そしてカーブかな?緩急もうまくつけて投げることが出来る。文字どおり散発。ヤクルトとしても村中が好投していることもあり、根競べに持ち込もうとも持ち込む術がない。だって無四球だし連打も出ない。3回と5回に2ベースヒットは出るけど2アウトからだし。観ているこっちが心配なのは、過去2日のように下手な継投に持ち込んじゃうことだけですよ。でも球数的にそれも心配無さそう。
7回裏、秋山投手が打席に入る直前まではネクストには関本選手かな?準備してたんです。でも打席には秋山選手がそのまま入ってタイムリー。きれいなスイングでレフト前へ運びました。それもそうなんですけど、このイニングはヤクルト側にミスが集中し・・・・・でもこれを呼び込んだのも秋山投手の投球だったと思います。
この日の甲子園は本当に久しぶりに良い雰囲気でした。なんていうか、球場中が「頑張れ秋山!!」って気持ちで一体化してたんですよ。8回あたりからは1アウトごとに歓声が大きくなり、9回は更にもう・・・・・平野選手がポロッとやったときには更に・・・・・それを併殺で終わらせたときの大歓声と大喝采が秋山投手の耳にはどのように届いたのでしょうか?
ギリシャ神話にパンドラの箱ってあるじゃないですか。開けちゃいけないっていう箱を開けるとそこから災いが飛び出して・・・・・もうね、この3連戦のうち最初の2試合は苦しい場面を多く見ました。なんで?という気持ちを何度も抱きました。でもパンドラの箱の中には(諸説色々ありますが)最後に“希望”が残ってたんですよね。この“希望”が何だったのか?と。あぁ、そうか。これがその希望だったんだと確信できたのが秋山投手だと思ったんです。
タイガースのアレ、おそらく自分たちが思っているより凄く厳しいと思います。でも絶望的なんてことでもありません。浮かれることなく、目の前の事実の厳しさにしっかり向き合って戦っていくことが一番重要です。
主力投手の復帰、点を取れる打撃、新しい戦力の台頭、少しずつアレに必要なピースが揃ってきています。すでにラストピースを手に入れているのか?だとしたら組み立てるのが先か、日程を終えてしまうのが先か?泣いても笑っても・・・・・残り試合をしっかり応援していきましょう。
審判の谷さん、最後は甲子園でとお願いしていたって。35年間お疲れ様でした。