タテジマとファイブアローズに魅せられて

　ブランコだって凄く飛ばす。あんまり飛ばすんで困っちゃうくらいだったのに、勝負強さ出てくれば自信も持って打率まで上がっちゃう。

　結局一芸ってのは自分を主張する最初の武器ってことなんだろう。脚が速い赤星選手も１年目は引っ張ることが出来ず、当てたらすぐに走り出すようなことも度々あった。それでも努力で今の地位を築いている。

　一芸。これは実に大事。バランスも大事だけど起用貧乏になるくらいなら一芸を磨ききったほうが生き残りは出来る。そこから出番をつかめるかは本人次第だし、出番を与えようとするかはベンチ次第。この両方をつかむことが運ってやつかもしれない。

　決して技術だけが一芸ではないと思う。どんなに練習しても壊れない体。これも立派な一芸。鳥谷選手の凄いところは、この体の強さがあるから練習しまくって実力を上げられるところだと思う。

　結局怪我が無い選手ほど有り難いものは無いのではないか？走塁練習、投球練習、打撃練習に守備練習。何をしようにも体を壊しちゃ出来ないし、せっかく身に付けても試合に出る前に怪我をしちゃ何にもならない。

　一芸の中で何が欲しいか？その一歩目は体の強さだと思うのだがどうだろうか？