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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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名場面だと思う
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 ルイスに勝った!!それが本当に大きなことだと思う。

 初回の先制点。これが能見投手が緊張感を持ちながら、そして安心感も持たせながら好投させる要因となったのではないか。

 そして場所もマツダ球場という今季好投をしている球場である。全てが能見投手の勝利に向けて整っていった。

 自信とでもいうのだろうか?変わらぬ表情が物語る。今までは硬直したせいで変わらぬ表情だったのだが、今の能見投手は表情を変える必要も無く、ただ勝利に向かって投げ込んでいた。

 采配ミス?サインミス?とにかくダブルスチールの意図が全然見えなかった。ストライクが入らずにアップアップの投手を助けてどうする?試合の流れに水を差してどうする?その意図が全く見えず試合の流れを手放しかける。

 その8回裏。能見投手が捕まる。実際には7回からボールが高めに浮き始めており、代えるのなら8回裏からというのが正解に近かったと思う。

 ただ能見投手は投げた。ランナーを背負っても何とかできたかもしれない。しかし2点差の場面で登板したのは球児投手であった。

 格というものがあるならまさにこの場面だろう。数字的に調子が上がらない赤松選手に向かって投じた投球は、打つとか打たないとか以前に「打てる?それ、何のこと?」とでも言葉を発したかのような圧倒する投球で三振に獲る。

 実際には最後の球はフォークか何かが高めに浮いた失投であると思う。でもそれすら手を出させない結果に終わった。これが球児投手の凄みというやつか。

 1人フォアボールで出す。次の栗原相手がまた凄かった。これぞ名場面である。

 4番を満塁で迎えている。シチュエーション的には一番避けたい展開である。2アウトなのでランナーは打ったと同時に走る。フルカウントにでもなれば投げた瞬間に走る。

 しかしその場面は訪れなかった。スイッチが入ったのだろうか?球児投手の球の勢いが増した。4番をあまりにも簡単に三振に切って取る。これほどの場面を見ることができるとは思っても見なかった。

 最終回はその余韻だけで終わったようなもの。実際の勝負付けは8回裏で終わっていたのだ。

 変な走塁で失いかけた流れがある。あのまま普通に勝ってもカープに「明日こそは・・・」と思わせてしまうだけ。しかし最終回の球児投手の投球は、その意思さえも奪いかねない非情で非常に素晴らしい投球であった。

 今日の試合は天候の関係で30分ほど開始が遅れたが、それを埋めてなお有り余る名場面を見ることができたゲームであった。


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| タテジマに想いを | 23:20 | comments(0) | - |