タテジマとファイブアローズに魅せられて

　ただこうした展開でも失点として１という数字で終わらせるのは誰にでも出来るものではないよ。やはり神宮は好相性かな？

　新井選手が一時期のように上からバットを出さなくなった。今までは上過ぎるくらい上から出していたので落ちる球に対応しきれていなかったが、ここのところ好調を維持。やはり５番打者の怖さは不可欠である。どうかこのままで行って欲しいし、行くことで打線も更に活発化してくる。

　気が付いたらここ数試合はホームランで試合を決めている印象。やはり一発があるのは大きいと本当に思う。

　新井選手の一発も、広大選手の一発も大きかったのだが、今日のブラゼル選手の一発は大きいとかそういう問題ではなく痛快であった。

　打った瞬間。という言葉はよく使われるが、今日のホームランは投げた瞬間という感じだった。それほどあのコースにストレートはイカンだろう！！いくらなんでもアレは打つぞ！！

　とはいっても、勝ち越しとなったレフト前ヒットが多少は残像として残っていたのだろうか？あの場面であのバッティングが出来るもんな。まるで手だけで打ったようなバッティングだが、何気に器用なところを見せてくれるじゃないか。

　来日して２ヶ月と少しか？ホームランは２ケタに乗ったし、打率だって３割くらいだし。俺としては予想以上の成績で、実際に思い切り振る姿勢がチームに好影響を見せている。

　最後に印象に残ったのは、得点にはつながらなかったが７回の平野選手の送りバント。あれ、すごく見事だったね。１，２塁だからサードは３塁ベースに張り付く。そうなると３塁側に転がして投手に捕らせるのがセオリー。それを見事に実践した平野選手。こういった地味なプレーを確実に決めることの積み重ねが、チームを勝利に導く要因であるのだ。