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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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パーム&パーム&パーム時々ストレート
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 雌伏の時を経て・・・なんて書くと大げさだけど、金村暁投手の投球が良かった。そしてそれをNHKハイビジョンでの解説が現役時代にあらゆる変化球を操った、広島東洋カープの名投手の大野さんだったのがまた良かった。

 そういえば金村投手の牽制も速い。まずはそれを思い出した。

 矢野さんが帰ってきて、狩野選手の尻に火が点いた訳でもないだろうが、今日の狩野選手のリードは実に良かったといえるのではないだろうか?右中間と左中間の膨らみが僅かなため長打はそのままスタンドに入る可能性が高い。それを充分に意識した上でリードし、亀井のソロ一発だけ。あとはしっかり抑え込んでいる。

 金村投手も出来が良く、多少甘く入っても冴え渡るパームボールを素晴らしいタイミングで織り込んで読売打線を手玉に取った。こういった軸となる球種でリズムを整える。何気に“右投げ下さん”的な存在になれる気がした。

 ストレートに合わせていればパームが来る。そしてその逆もある。落ちる球を待っているとパームが来て、パームと思って振るとフォークだったりする。狩野選手のリードに対して何気に首を振り投げ続けるもんだから、相性云々はあったにせよ、金村投手自らの存在と同時に矢野さん1軍復帰時における狩野選手がスタメンに居続ける必須事項も明確にしたと思う。

 また今日は表情も良かった。昨年までの、どこか焦燥感を感じさせる表情と投球動作が今夜はすっかり鳴りを潜め、代わりに闘志満々で逃げない姿勢の金村投手がいた。ナイスピッチング!!次こそ勝ち星を!!

 そんだけ素晴らしいピッチングをしているのに打線が・・・・・あの水道橋駅下車のドームでソロ1発しか打たれてないのに負け投手になるの?!と思っていたのは俺だけじゃないと思うのだが、最終回に色々な選手がやってくれた。

 新井さんが当てただけの打球が上手いこと飛んで内野安打。鳥谷選手が鬱憤を晴らす初球打ちで逆転。狩野選手がヒットで林選手が2ランで畳み込む。もう凄い集中打だ。

 あとは球児投手で逃げ切るだけ。そしたらイクローさんが球児投手のセーブを消す(4点差になる)ソロホームランをお打ちになった!!目出度いのだが明日に取っておいて欲しいような。でもやっぱりイクローさんは代打起用のほうがイイな。

 最終回の球児投手は、まるでマウンドで投球練習をやっているかのような雰囲気。相手どうこうではなく、スローカーブや変化球主体で投げる。放送では「4点差あるからこその投球。」とか言われてたけど、ドームで読売相手に4点差なんて油断できるような得点差ではない。そうではなくて相手を見下ろすかのような投球であった。それも淡々と。

 そういえば1点ビハインドの場面で今夜も投入したのは江草投手とアッチソン投手。僅差であり、次の1点が勝負を決めるという意味では当然の起用かもしれない。ただ、例の“育てる”のを念頭に置けば筒井投手の出番であったかもしれない。では昨日、何で同点の場面で桟原投手なの?とも思えるし。この辺は俺には分からないことだ。

 それと平野選手に代打の葛城選手という場面。ヒット打ってるんだから平野選手でいいんじゃねぇの?と思うと同時に、終盤になれば守備を固めるのになんで下げちゃうの?とも思う。最終回にホームランを打っているが、打つとしたらその前に併殺で倒れた場面で打つことを要求されての出場である。

 大逆転劇の裏にあった些細なことかもしれないが、どれだけ周囲の意図を実行できるか?この重要性は若手もベテランも関係ないのである。




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| タテジマに想いを | 23:31 | comments(0) | - |