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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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便利屋なんて思っていない
 タイガースにとって必要不可欠な存在になった関本選手が便利屋卒業とか言っている。多くの方がそうだと思うのだが、便利屋なんて思っていないのではないか。

 真弓監督が1ポジション専念という方針を打ち出しているが、俺としてはこの起用に違和感を感じている。

 投手も昔は先発完投型が“原則”のように言われ、今はリリーフ陣に複数の強力な投手を置いて戦うスタイルが浸透し、そして再び先発の完投能力が求められる息吹が芽生えている。

 それと同様に、野手に求められる姿も変化してきている。複数の役割を1人の選手がこなすタイプの増加である。

 当然、スタメンは動かさずに戦えたら理想的なのだが、代打や代走といった役割分担が顕著である現在の野球においては、複数ポジションを守れる存在は“便利屋”なんて言葉で扱う方が失礼なくらいになっている。

 オールラウンダーとでも言えば良いのだろうか?関本選手の場合はそういった存在に近いのではないだろうか。

 オールラウンダーと便利屋の境目は紙一重なのかもしれないが、少なくとも関本選手に限っては便利屋などではないと断言できるのだ。便利屋というと器用貧乏なイメージすらあるが、関本選手にそのイメージは無い。昨シーズンも複数のポジションと打順で出場し、失策数は少なく打率は3割に迫る勢いだった。

 そんな関本選手にとって、今年は1ポジション固定の大きなチャンスである。今岡選手の複数年にわたる不調で、関本選手のスタメンサードが非常に大きな可能性となっている。勝負相手は今岡選手とバルディリス選手になると思うが、この2選手と比較しても大きなアドバンテージを持っていることは否定できない事実だ。

 1つ心配なのはシーズン当初からの活躍実績が少ないことだ。今まで活躍したと言える数字を残した年は開幕ベンチスタートだった。年度途中でスタメン選手の怪我や不調をきっかけに出場機会を得て、それを活かしたものである。反対に開幕スタメンでスタートした2007年は開幕から不調に陥っていた。このチャンスを今度こそ活かせるかが関本選手を不動のものとできるかどうかにかかっている。

 決して便利屋ではない。むしろどこに入れても凄い選手である。その本領発揮が2009年なのだ。
| タテジマに想いを | 22:57 | comments(0) | - |