育成環境を考えようかなぁ?
いや、それほど大したことは書けない。
オーナーがトレードによる補強を声高に叫べば、監督は育成でなんて感じで、とにかくマスコミを通じて意志表明するのは控えめにして、直接対談でケリをつけてほしいと思う。
ただ、真弓監督サイドのコメントに多い、育成にかけることに反対はしないがそれだけで勝てるとは思えないのだ。
オーナーがトレードによる補強を声高に叫べば、監督は育成でなんて感じで、とにかくマスコミを通じて意志表明するのは控えめにして、直接対談でケリをつけてほしいと思う。
ただ、真弓監督サイドのコメントに多い、育成にかけることに反対はしないがそれだけで勝てるとは思えないのだ。
この育成と勝利に関する考察は、日頃拝見しているかれいどさんのブログのエントリーに俺としては100%同意と言っても良いくらいの気持ちでいる。(余談だが、かれいどさんのブログは、俺個人としては今一番、的確な内容をお書きになっている虎ブログと思っている。)
で、同じことを書いてしまってはパクリになってしまうので、俺は2008年に育成できなかった理由というか、では2009年は育成した選手が登場出来るのか?ということを何となくぼんやり考えている。
タイガースには様々なタイプの好素材が集まっている。面白いことにその時点で成功しているタイプの投手を集める傾向すらあった。
例えば左腕投手。井川投手がタイガースにいたころは井川2世探しに躍起になり、球児投手が登場したら今度は右の速球派を集めにかかるという具合である。
この辺のスカウティングはチーム方針なのだろうから割愛。ではそれを育成する環境としてどうか?という点である。
言うまでも無く1軍はファームから上がる選手を渇望している。そこに送り込める選手がファームにいるのだろうか?という点である。
もちろん“期待値”を持って上げることもある。でも今年のように激戦を繰り返す中では期待値よりも、オーナーじゃないけど“確信”を持って上げることが出来る選手を仕上げているだろうか?ということである。
例えばなぜ広大選手は結果が出なかったのか?本当に1年間怪我を引きずったのか?それは広大選手だけの問題なのか。
他にも育つ育つと期待されている選手が何故上がってこないのか?移籍したとたん活躍した赤松選手が、タイガースでは赤星選手の怪我の間に起用されながら何故結果を出せるように導けなかったのか?
これら原因を考えて行くと、生意気ながら書かせてもらえば、今までのファームの育成能力が疑われてしまうと思うのだ。
そういった中で育成にかけるというのは実に危険な考えではないかと思う。
負けてもいいから育成しろと言われることもあるが、負けても試合に出ることは経験になるがそれが育成になるとは限らない。「育成」=「経験」ではなく、経験は育成に要するものの一部でしかないのだ。むしろ自分が出てチームが勝てない辛さの中でプレーを続けることの弊害を心配する。(断わっておくが経験を軽視しているわけではない。打者で言えば1軍投手のボールなんて対戦経験を積むことで打つことができるようになる部分は多分にある。)
その理由を説明を省いて簡単に書けば、試合で勝つという結果を出すということが正解である場において、自分が活躍してもチームが勝てなければそれは正解と言い切ることが出来ないからである。その正解を出せない事実を直視することになるのだ。だから育成重視は当然だが、そこに“負けてもいいので”が前提になってはいけないのだ。
現有戦力はあるていどの勝ちが計算できる陣容である。その中で出場しながら経験を積み、勝つことを覚える。この勝つことを覚えながらの育成を目指したいのだ。勝つリズムを乱さない力とでも言うのだろうか?正解に導く手法を学ぶ必要があるのだ。
それには勝つことの経験を積む場に出るだけの力を持った若い選手を育成することから始めなければならない。そしてこの実力を持った選手が2008年のタイガースのファームに少なかったと言い替えることが出来るのではないか。それを育てることが出来なかったと思うのである。
真弓監督の中には「磨けば光る」原石がタイガースの若手選手の中には転がっているように見えるだろう。実際に有望な選手は実に多いと思う。
だが、それはあくまでも「磨けば」という前提のもと。本当に磨くことが出来るスタッフであるかどうか。磨く方法は間違っていないか。ある箇所をピカピカに磨いて、次に他の箇所を磨いている間にせっかく磨いたところが曇ってはいないか。選手自身も曇らせていないか。
色々と思うところはあるのだが、「磨けば光る」原石を使うのはファームである。その中で磨いて光り始めた時点で1軍で使ってほしい。そして更に磨きをかけてほしい。それをチームとして結果を追い求めながら行うのだ。
育成。それは他の力の影響が大きいものであるが、同時に本人が光り方を模索しながら貪欲に自ら育とうと取り組むものであることを忘れてはいけない。
で、同じことを書いてしまってはパクリになってしまうので、俺は2008年に育成できなかった理由というか、では2009年は育成した選手が登場出来るのか?ということを何となくぼんやり考えている。
タイガースには様々なタイプの好素材が集まっている。面白いことにその時点で成功しているタイプの投手を集める傾向すらあった。
例えば左腕投手。井川投手がタイガースにいたころは井川2世探しに躍起になり、球児投手が登場したら今度は右の速球派を集めにかかるという具合である。
この辺のスカウティングはチーム方針なのだろうから割愛。ではそれを育成する環境としてどうか?という点である。
言うまでも無く1軍はファームから上がる選手を渇望している。そこに送り込める選手がファームにいるのだろうか?という点である。
もちろん“期待値”を持って上げることもある。でも今年のように激戦を繰り返す中では期待値よりも、オーナーじゃないけど“確信”を持って上げることが出来る選手を仕上げているだろうか?ということである。
例えばなぜ広大選手は結果が出なかったのか?本当に1年間怪我を引きずったのか?それは広大選手だけの問題なのか。
他にも育つ育つと期待されている選手が何故上がってこないのか?移籍したとたん活躍した赤松選手が、タイガースでは赤星選手の怪我の間に起用されながら何故結果を出せるように導けなかったのか?
これら原因を考えて行くと、生意気ながら書かせてもらえば、今までのファームの育成能力が疑われてしまうと思うのだ。
そういった中で育成にかけるというのは実に危険な考えではないかと思う。
負けてもいいから育成しろと言われることもあるが、負けても試合に出ることは経験になるがそれが育成になるとは限らない。「育成」=「経験」ではなく、経験は育成に要するものの一部でしかないのだ。むしろ自分が出てチームが勝てない辛さの中でプレーを続けることの弊害を心配する。(断わっておくが経験を軽視しているわけではない。打者で言えば1軍投手のボールなんて対戦経験を積むことで打つことができるようになる部分は多分にある。)
その理由を説明を省いて簡単に書けば、試合で勝つという結果を出すということが正解である場において、自分が活躍してもチームが勝てなければそれは正解と言い切ることが出来ないからである。その正解を出せない事実を直視することになるのだ。だから育成重視は当然だが、そこに“負けてもいいので”が前提になってはいけないのだ。
現有戦力はあるていどの勝ちが計算できる陣容である。その中で出場しながら経験を積み、勝つことを覚える。この勝つことを覚えながらの育成を目指したいのだ。勝つリズムを乱さない力とでも言うのだろうか?正解に導く手法を学ぶ必要があるのだ。
それには勝つことの経験を積む場に出るだけの力を持った若い選手を育成することから始めなければならない。そしてこの実力を持った選手が2008年のタイガースのファームに少なかったと言い替えることが出来るのではないか。それを育てることが出来なかったと思うのである。
真弓監督の中には「磨けば光る」原石がタイガースの若手選手の中には転がっているように見えるだろう。実際に有望な選手は実に多いと思う。
だが、それはあくまでも「磨けば」という前提のもと。本当に磨くことが出来るスタッフであるかどうか。磨く方法は間違っていないか。ある箇所をピカピカに磨いて、次に他の箇所を磨いている間にせっかく磨いたところが曇ってはいないか。選手自身も曇らせていないか。
色々と思うところはあるのだが、「磨けば光る」原石を使うのはファームである。その中で磨いて光り始めた時点で1軍で使ってほしい。そして更に磨きをかけてほしい。それをチームとして結果を追い求めながら行うのだ。
育成。それは他の力の影響が大きいものであるが、同時に本人が光り方を模索しながら貪欲に自ら育とうと取り組むものであることを忘れてはいけない。