それはまるで同窓会のように 【広島遠征観戦記】
今から5年ほど前の2003年。その前年までは1人で観戦していた俺にたくさんの観戦友達が出来た。
そして今、彼らは観戦友達以上の関係となって俺の大切な交遊関係へと発展した。
その後、様々な理由で甲子園に来なくなった人もいるが、それでも連絡を取りあったり、相変わらず甲子園で会える人もいる。
そういえば個々に会うことはあっても大勢揃って会うのはシーズンオフの“3ブログ合同オフ”くらいになっていた。あのころ知り合った関西の人たちの中で、ブログをやっている人を通じて元気にやっているかを確認できる。そして俺もブログを続けること・・・・・それが「元気だよ。」と伝える手段にもなっている。
そして今、彼らは観戦友達以上の関係となって俺の大切な交遊関係へと発展した。
その後、様々な理由で甲子園に来なくなった人もいるが、それでも連絡を取りあったり、相変わらず甲子園で会える人もいる。
そういえば個々に会うことはあっても大勢揃って会うのはシーズンオフの“3ブログ合同オフ”くらいになっていた。あのころ知り合った関西の人たちの中で、ブログをやっている人を通じて元気にやっているかを確認できる。そして俺もブログを続けること・・・・・それが「元気だよ。」と伝える手段にもなっている。
そんな阪神ファンが集まったのが9月6日と7日の2日間、広島市民球場での出来事だった。
現在の広島市民球場では最後の阪神タイガースの公式戦である。それを目当てにやってきた人も大勢いる。そこであの頃に知り合って今も球場で観戦するみんなが集合したのだ。
知らない人にとっては「誰?」だろうけど、俺にとっては特別な観戦友達を超えた友達が集まっているのだ。このメンバーが集まって応援する舞台が広島市民球場のレフトスタンドだった。これだけで俺は充分に気合が入っていた。負けたくなかった。
場所取りは炎天下。下からはコンクリートの照り返しが強い市民球場。甲子園とは違った光景。それも初めて見る「選手が近い」市民球場の光景が目の前にあった。
土曜日の先発投手は安藤投手。勝ってはいるがこのところピリッとしない内容が続く。そしてそれはこの試合も・・・・・。
広島先発の斉藤は、若くて良い投手。しかしこのクラスの投手を平常時のタイガースは打てるのだが、現在のタイガースは打つことはできても追い詰めることまではできない。
初回は典型的な先制パターンで、2回は関本選手の“市民ならでは”のホームランで先制するも3回のチャンスを潰したあたりから意図も簡単に流れが広島側に流れ出す。この流れを安藤投手が止められない。
追いつかれて追い抜かれて、それでも何とか追いついてという苦しい展開だが、ここでネ申のアッチソン投手が今日も降臨!!リズムをしっかり作りなおして試合の流れを止めにかかる。
こっちは中継ぎで勝負をかける。アッチソン投手と藤川投手は現時点で出せる一番のカード。このカードを出しているうちに勝負をかけたいのだ。
ところがあっちも永川とか出しちゃうもんだから、チャンスはあっても決め手がない。これがやっぱり抑えってもんだよなぁ。それでも試合が進むごとにっていうか、試合開始前から勝ちたくて仕方ない気持ちが強くて、応援団が「絶対勝つぞ!タイガース!」って言うけど、そんなもん、言われなくても思っているんだからこっちは徐々に殺伐とした声になってきている。
そこで出てきたのが久保田投手。このときレフトスタンドは諦めにも似たどよめきと、ライトスタンドはまるで試合に勝ったかのような喜びようだったもんだから、それでなおさら俺にも火が点いちゃって声がさらにでかくなったのを覚えている。
久保田投手の1イニング目は良くなかったと思う。ちょっと球を置きに行った感じがするんだよね。でもここをゼロに抑えたことは本当に大きかったと思う。
迎えた最終回である延長12回。この試合何度目かのチャンスをタイガースが迎える。広島側は左腕の大島がマウンドにいる。広島ファンが久保田投手で沸いたように、俺としてはこの大島投手の登板で勝つ可能性が拡大したと思ったのも事実だ。
きっと広島投手陣の中にはタイガースを抑える可能性の高かった投手は他にもいたはずだ。しかしここで左打者が並ぶタイガース打線を意識したかのような左投手起用。しかしそれまでに登板した広島の投手が良かっただけに、そのあとに登板する投手にはプレッシャーがかかっているはず。だからきっとチャンスを作ることはできるのだ。あとはそれを活かすことが出来るかどうかだけなのである。
最後は鳥谷選手が絵に描いたかのようなヒットで2者生還。実はこのときもレフトが守備でモタついているのである。「このときも」と書いたのは理由があって、初回の先制時もこの時も、外野の正面に打球が転がっているにも関わらず、レフトの守備で走者が1つ余計に塁を陥れているのだ。これは記録に残らない守備のミス。そしてこれがタイガースに勝利を呼び込んだ。
12回裏。ノーアウトでランナーを出す。しかし前のイニングとは別人のような投球を見せる久保田投手がいる。栗原を3塁ゴロの併殺に打ち取ったことで、逆に勝利を確信したレフトスタンド。そのまま試合はタイガースの連勝を止めて終わったのだ。
喜ぶ阪神側応援席。そしてその喜んでいる場面がテレビ、新聞により報道される。そしてその中には俺達の姿も出てたり載ってたりしたのだ。
2日目の試合のことは置いといて。。。試合前にはブロガーのkaleidoさんやLARKさんにお目にかかれてご挨拶をさせていただいた。Kaleidoさんがブログに書かれているのだが、前日にスタンドからヤジられていた久保田投手と鳥谷選手で試合を持ってこれて嬉しかったことなどをお話しさせて頂いた。
確かに苦しい試合が続くのだが、それでも引っくり返される前からそれを騒いだりするよりは、まずは目の前の試合にファンである俺としても集中していきたいなって改めて思った。不安?そりゃぁあるよ!!でもそれは今の時点で表に出すもんじゃないなって思ったしね。ブログを続けることで出来る交流をさせて頂けた。
以前からの友人と旧交を温めることができ、また新しく知りあえることが出来た方たちもいた広島遠征。本当はもっと早く観に来たかったけど最後の最後に観に来れたことはファンを続ける上で実に大きな財産となったと思う。
広島は暑かった。広島は熱かった。感動も感激も、少しの寂しさも。すべて含めて9月の広島はアツかったのだ。
Special Thanks・・・輝石くん、おかやん、のぶさん、塾長さん、たくやん、kaleidoさん、LARKさん、その他今回の遠征で知り合ったタイガースファンへ。
現在の広島市民球場では最後の阪神タイガースの公式戦である。それを目当てにやってきた人も大勢いる。そこであの頃に知り合って今も球場で観戦するみんなが集合したのだ。
知らない人にとっては「誰?」だろうけど、俺にとっては特別な観戦友達を超えた友達が集まっているのだ。このメンバーが集まって応援する舞台が広島市民球場のレフトスタンドだった。これだけで俺は充分に気合が入っていた。負けたくなかった。
場所取りは炎天下。下からはコンクリートの照り返しが強い市民球場。甲子園とは違った光景。それも初めて見る「選手が近い」市民球場の光景が目の前にあった。
土曜日の先発投手は安藤投手。勝ってはいるがこのところピリッとしない内容が続く。そしてそれはこの試合も・・・・・。
広島先発の斉藤は、若くて良い投手。しかしこのクラスの投手を平常時のタイガースは打てるのだが、現在のタイガースは打つことはできても追い詰めることまではできない。
初回は典型的な先制パターンで、2回は関本選手の“市民ならでは”のホームランで先制するも3回のチャンスを潰したあたりから意図も簡単に流れが広島側に流れ出す。この流れを安藤投手が止められない。
追いつかれて追い抜かれて、それでも何とか追いついてという苦しい展開だが、ここでネ申のアッチソン投手が今日も降臨!!リズムをしっかり作りなおして試合の流れを止めにかかる。
こっちは中継ぎで勝負をかける。アッチソン投手と藤川投手は現時点で出せる一番のカード。このカードを出しているうちに勝負をかけたいのだ。
ところがあっちも永川とか出しちゃうもんだから、チャンスはあっても決め手がない。これがやっぱり抑えってもんだよなぁ。それでも試合が進むごとにっていうか、試合開始前から勝ちたくて仕方ない気持ちが強くて、応援団が「絶対勝つぞ!タイガース!」って言うけど、そんなもん、言われなくても思っているんだからこっちは徐々に殺伐とした声になってきている。
そこで出てきたのが久保田投手。このときレフトスタンドは諦めにも似たどよめきと、ライトスタンドはまるで試合に勝ったかのような喜びようだったもんだから、それでなおさら俺にも火が点いちゃって声がさらにでかくなったのを覚えている。
久保田投手の1イニング目は良くなかったと思う。ちょっと球を置きに行った感じがするんだよね。でもここをゼロに抑えたことは本当に大きかったと思う。
迎えた最終回である延長12回。この試合何度目かのチャンスをタイガースが迎える。広島側は左腕の大島がマウンドにいる。広島ファンが久保田投手で沸いたように、俺としてはこの大島投手の登板で勝つ可能性が拡大したと思ったのも事実だ。
きっと広島投手陣の中にはタイガースを抑える可能性の高かった投手は他にもいたはずだ。しかしここで左打者が並ぶタイガース打線を意識したかのような左投手起用。しかしそれまでに登板した広島の投手が良かっただけに、そのあとに登板する投手にはプレッシャーがかかっているはず。だからきっとチャンスを作ることはできるのだ。あとはそれを活かすことが出来るかどうかだけなのである。
最後は鳥谷選手が絵に描いたかのようなヒットで2者生還。実はこのときもレフトが守備でモタついているのである。「このときも」と書いたのは理由があって、初回の先制時もこの時も、外野の正面に打球が転がっているにも関わらず、レフトの守備で走者が1つ余計に塁を陥れているのだ。これは記録に残らない守備のミス。そしてこれがタイガースに勝利を呼び込んだ。
12回裏。ノーアウトでランナーを出す。しかし前のイニングとは別人のような投球を見せる久保田投手がいる。栗原を3塁ゴロの併殺に打ち取ったことで、逆に勝利を確信したレフトスタンド。そのまま試合はタイガースの連勝を止めて終わったのだ。
喜ぶ阪神側応援席。そしてその喜んでいる場面がテレビ、新聞により報道される。そしてその中には俺達の姿も出てたり載ってたりしたのだ。
2日目の試合のことは置いといて。。。試合前にはブロガーのkaleidoさんやLARKさんにお目にかかれてご挨拶をさせていただいた。Kaleidoさんがブログに書かれているのだが、前日にスタンドからヤジられていた久保田投手と鳥谷選手で試合を持ってこれて嬉しかったことなどをお話しさせて頂いた。
確かに苦しい試合が続くのだが、それでも引っくり返される前からそれを騒いだりするよりは、まずは目の前の試合にファンである俺としても集中していきたいなって改めて思った。不安?そりゃぁあるよ!!でもそれは今の時点で表に出すもんじゃないなって思ったしね。ブログを続けることで出来る交流をさせて頂けた。
以前からの友人と旧交を温めることができ、また新しく知りあえることが出来た方たちもいた広島遠征。本当はもっと早く観に来たかったけど最後の最後に観に来れたことはファンを続ける上で実に大きな財産となったと思う。
広島は暑かった。広島は熱かった。感動も感激も、少しの寂しさも。すべて含めて9月の広島はアツかったのだ。
Special Thanks・・・輝石くん、おかやん、のぶさん、塾長さん、たくやん、kaleidoさん、LARKさん、その他今回の遠征で知り合ったタイガースファンへ。