タテジマとファイブアローズに魅せられて

　この６番目ってのが良いんですよ。比較的プレッシャー抜きでやれる番号だし。でも大事なんですよ。何年か前に記事にしたんですけど、先発６番手って実はかなり強い投手が座る場所なんだと思うんです。

　３連戦単位で考えてみましょう。連勝で来れば３連勝をかけて、１勝１敗だったらカード勝ち越しをかけて、連敗だったら連敗阻止をかけて投げるんです。

　確かにどの順番で投げても意味がないなんて順番はありません。でも６番手は特に大事なんです。６連戦で考えても次の日は試合が無い日である場合が多い。そうなると６連戦の次の日にファンが気持よく過ごせるか？前夜の敗戦を引きずらないかという大きな問題も圧し掛かってくるんです。

　その６番目に、あの笑顔の直久投手が来ます。

　覚えている方も多いでしょう。２００５年の活躍を。あの年は読売の上原にも投げ勝っています。覚えてますよ！１アル最上段で観ましたからね！！２００６年にも終盤の追い上げに貢献する投球を見せました。

　個人的に相性が良いのは、直久投手はプロ入りして２回完封勝利を挙げているんですけど、その２回とも現地で観ているんです。今年の観戦も土日が多いので観れる可能性は多いと思います・・・・・あれ？金曜日から始まると６番手は木曜日になるのか？そうなると順番が逆になるなぁ。でも北京オリンピックの変則日程があるから秋には分らんな。それまでローテを守ってくれないと！！

　やればできる！なんて言われる人に限ってやろうともせず、やってもできなかったなんて話を聞くことがよくあります。やって出来るくらいなら最初からやってる！と、私も子供のころはやればできると散々言われたものですからそう思います。でも直久投手は本当にやれば結果を出せる選手だと思うんです。だって本当にやったところを観たことがあるから。最近ファンになった方はご記憶に無いかも知れませんが、直久投手って初勝利まで凄く苦労してるんです。苦労っていうか好投しても報われなかったりして。だからその苦しさを知っている投手ですから上昇し始めた姿が見たいんです。

　６番目だけど徐々に順番を上げて行ける投手です。前半は６番目でもいいです。でもこのチャンスをモノにして、後半戦の開幕投手になっているような活躍を期待しています。