心の中で新人王を
前半は読売の金刃が独走し、途中からは上園投手が猛烈に追い上げた2007年新人王レース。しかし多くの人も思ったことだろうが、タイガースの渡辺投手の活躍には心から拍手を送りたい。
入団2年目であるが新人王の資格はあった。
入団2年目であるが新人王の資格はあった。
オフシーズンに名前が知れ渡ったのは“魔球”ナックルボールを習得するという話題からだった。しかしこれがストライクゾーンに決まらないということで断念。普通だったらこれで1年をファームで・・・・・なんてなってしまうところだ。
しかしここからが渡辺投手のスタートだった。だったら今ある球種を磨いて行け!!ということで、元々投げていた150km/h近いストレートとスライダー、そして報道ではチェンジアップと言われるが、握りを見るとパームじゃねぇか?と思うような抜いた球を操って1軍に上がってきた。
なにもナックルを投げなくたって、パームを投げる投手自体が少ない日本プロ野球界である。他にパームを操るのはライオンズの帆足投手くらいなものではないか?それくらいの“希少種”の投手である。
最初はビハインドの場面だけであった登板が、ビハインド時を抑えていくことで信頼を得て、ついには同点の場面や僅差のリードの場面でも起用されるようになった。
渡辺投手を見ていて変化が現れた時としては、7月下旬かな?先発が岩田投手で、雨天中断があってそれを引き継いで登板した試合。その試合で相手の勢いを更に加速させてしまうような悔しい内容の投球をしたのだが、その日を境に渡辺投手の投球内容が良くなった気がするのだ。実際、球児投手のアドバイスもあったみたいだね。
何を思ったのか分からない。でも思い切りが格段に良くなったように見え始めたのだ。
プロ入り前は150km/h右腕の自由枠候補として紹介されたこともある。それほどの選手を4位指名で獲得できたことは幸運だとさえ思った。その実力が見え始めていた時期から「見えた」時期に変わった契機があの試合だったのかもしれない。
1つの失敗を次に活かして繰り返さない。言うのは簡単だが実際に出来る選手がどれほど少ないことか。渡辺投手はそれが出来る選手であると俺は思っている。そして成長するスピードの速さも感じさせてくれる。
活躍して1年目。今年と同じ事をしていては今年のように活躍は出来ないだろう。今年以上のことを行っても今年並みの活躍になるかもしれない。今年以上の活躍をするにはきっと俺なんかが想像できないレベルのことをするんだと思う。
プロとしては決して大きくない体だが、低めにビシッと決めるコントロールがあるんだからきっと今以上になってくれるはず。そんな期待を込めて俺は渡辺投手に心の中で勝手に新人王のタイトルを与えちゃったのである。
しかしここからが渡辺投手のスタートだった。だったら今ある球種を磨いて行け!!ということで、元々投げていた150km/h近いストレートとスライダー、そして報道ではチェンジアップと言われるが、握りを見るとパームじゃねぇか?と思うような抜いた球を操って1軍に上がってきた。
なにもナックルを投げなくたって、パームを投げる投手自体が少ない日本プロ野球界である。他にパームを操るのはライオンズの帆足投手くらいなものではないか?それくらいの“希少種”の投手である。
最初はビハインドの場面だけであった登板が、ビハインド時を抑えていくことで信頼を得て、ついには同点の場面や僅差のリードの場面でも起用されるようになった。
渡辺投手を見ていて変化が現れた時としては、7月下旬かな?先発が岩田投手で、雨天中断があってそれを引き継いで登板した試合。その試合で相手の勢いを更に加速させてしまうような悔しい内容の投球をしたのだが、その日を境に渡辺投手の投球内容が良くなった気がするのだ。実際、球児投手のアドバイスもあったみたいだね。
何を思ったのか分からない。でも思い切りが格段に良くなったように見え始めたのだ。
プロ入り前は150km/h右腕の自由枠候補として紹介されたこともある。それほどの選手を4位指名で獲得できたことは幸運だとさえ思った。その実力が見え始めていた時期から「見えた」時期に変わった契機があの試合だったのかもしれない。
1つの失敗を次に活かして繰り返さない。言うのは簡単だが実際に出来る選手がどれほど少ないことか。渡辺投手はそれが出来る選手であると俺は思っている。そして成長するスピードの速さも感じさせてくれる。
活躍して1年目。今年と同じ事をしていては今年のように活躍は出来ないだろう。今年以上のことを行っても今年並みの活躍になるかもしれない。今年以上の活躍をするにはきっと俺なんかが想像できないレベルのことをするんだと思う。
プロとしては決して大きくない体だが、低めにビシッと決めるコントロールがあるんだからきっと今以上になってくれるはず。そんな期待を込めて俺は渡辺投手に心の中で勝手に新人王のタイトルを与えちゃったのである。