12月10日はタイガースの誕生日です。
もう思い出すことがたくさんありすぎる素晴らしいチームと出会えたのは俺の財産。その気持ちをブログにできて幸せ。
正直言って、あまり家庭環境に恵まれていなかった俺の子供の頃、阪神タイガースは全盛期のアントニオ猪木と同じくらい、俺のヒーローだった。
当時は地上波しかなくて、時々放送される読売戦で観ることができるタイガースの姿とプロ野球ニュースで少し観ることができるタイガースの試合は何よりも楽しみだった。
グレようと思えばグレても不思議ではない環境だった。中学は校内暴力や万引きなどで補導される生徒が出て騒がれるような学校。その中で「いつか金を稼いで甲子園に行って阪神の試合を観る!」というのが目標だった。だから中学生の時は新聞記者になりたかった。スポーツを担当すれば仕事で試合が観れると思ったから。だから文系は一生懸命勉強した。
高校受験で自分の程度を実感し、現実的な目標として安定性の高い仕事を選んで、真面目に働いて金を稼いで阪神の試合を観ようと思った。そしてその夢は静岡草薙球場で開催された試合を除けば、ガラガラの横浜スタジアムで叶うこととなった。
「夢は必ずかなう。なぜならば人はその夢に向かって努力する生き物だから」とは有名な考古学者のセリフ。そこまで大そうなものではないけど、あのときの横浜スタジアムのグランドを見た瞬間は忘れられない。
甲子園に行けたのは今から約10年位前。1塁アルプスだった。とりあえずアルプスも開放していたのよ、その日はね。「この世の中にこんなにきれいな場所があるのか?!」というのが芝生と黒土の甲子園のグランドを見たときの感想だった。我慢しても笑顔になって、嬉しくて笑いが止まらなかった。そしてその試合で聴いたライトスタンドの声援に俺も加わりたくて、当日券売り場に並ぶようになった。
大げさな言い方になるけど、阪神タイガースに人生を変えられてしまった人は多いと思う。俺もきっとその一人。でも俺の場合は良い方向に。グレようと思えばそうなれたかもしれない。元々が怠け者の俺だから、楽な方向に流れようと思えばいくらでもできた。でも「阪神の試合を甲子園で観たい!」というたった1つの俺にしか分からない感情と目標がここまで俺を育ててくれた。そしてこの歳になって、今でも甲子園に行くことができて試合を観ることができる。夢を叶え続けることが出来ることが本当に幸せなことだと思っている。
だから俺は12月10日が大好きだ。この日だけは不機嫌に過ごしたくない。何も無くても阪神タイガースが俺の生活の中にもあることの歓びを噛み締めたい。その気持ちで過ごしたいのだ。
そして生まれた年は違っても、阪神タイガースと同じ日に俺も誕生日を迎えることができることを、本当に感謝している。
正直言って、あまり家庭環境に恵まれていなかった俺の子供の頃、阪神タイガースは全盛期のアントニオ猪木と同じくらい、俺のヒーローだった。
当時は地上波しかなくて、時々放送される読売戦で観ることができるタイガースの姿とプロ野球ニュースで少し観ることができるタイガースの試合は何よりも楽しみだった。
グレようと思えばグレても不思議ではない環境だった。中学は校内暴力や万引きなどで補導される生徒が出て騒がれるような学校。その中で「いつか金を稼いで甲子園に行って阪神の試合を観る!」というのが目標だった。だから中学生の時は新聞記者になりたかった。スポーツを担当すれば仕事で試合が観れると思ったから。だから文系は一生懸命勉強した。
高校受験で自分の程度を実感し、現実的な目標として安定性の高い仕事を選んで、真面目に働いて金を稼いで阪神の試合を観ようと思った。そしてその夢は静岡草薙球場で開催された試合を除けば、ガラガラの横浜スタジアムで叶うこととなった。
「夢は必ずかなう。なぜならば人はその夢に向かって努力する生き物だから」とは有名な考古学者のセリフ。そこまで大そうなものではないけど、あのときの横浜スタジアムのグランドを見た瞬間は忘れられない。
甲子園に行けたのは今から約10年位前。1塁アルプスだった。とりあえずアルプスも開放していたのよ、その日はね。「この世の中にこんなにきれいな場所があるのか?!」というのが芝生と黒土の甲子園のグランドを見たときの感想だった。我慢しても笑顔になって、嬉しくて笑いが止まらなかった。そしてその試合で聴いたライトスタンドの声援に俺も加わりたくて、当日券売り場に並ぶようになった。
大げさな言い方になるけど、阪神タイガースに人生を変えられてしまった人は多いと思う。俺もきっとその一人。でも俺の場合は良い方向に。グレようと思えばそうなれたかもしれない。元々が怠け者の俺だから、楽な方向に流れようと思えばいくらでもできた。でも「阪神の試合を甲子園で観たい!」というたった1つの俺にしか分からない感情と目標がここまで俺を育ててくれた。そしてこの歳になって、今でも甲子園に行くことができて試合を観ることができる。夢を叶え続けることが出来ることが本当に幸せなことだと思っている。
だから俺は12月10日が大好きだ。この日だけは不機嫌に過ごしたくない。何も無くても阪神タイガースが俺の生活の中にもあることの歓びを噛み締めたい。その気持ちで過ごしたいのだ。
そして生まれた年は違っても、阪神タイガースと同じ日に俺も誕生日を迎えることができることを、本当に感謝している。