タテジマとファイブアローズに魅せられて

　日ハムなんか、ダル、八木、小笠原、ひちょり、稲葉をよこすんだもん。他にも今江、中島、涌井などのメンバーが参加。そりゃ最後だからかもしれないけど、毎回かなり揃ったメンバーでやってくれている。

　静岡という都市は、毎年この時期は大道芸ワールドカップを開催する。えぇ、ワールドカップという名のくせに毎年開催です。

　ま、静岡は通過型の都市・・・といえば聞こえが少しはいいかもしれないけど、滞在型ではないため、立ち寄る程度のまち。政令指定都市でありながら、なんちゃって政令市なので新幹線も「のぞみ」は全部通過する。「ひかり」も１時間に１本しか停まらない。俺としては「のぞみ」は停めなくていいから「ひかり」だけは全部停めてもらいたい。観戦の都合上。

　静岡は名古屋と東京のほぼ中間に位置する。なのでよく言えば地理的にちょうどいい中間。悪く言えば中途半端。

　しかしそんな静岡で東西対抗がある。会場となる静岡草薙球場はかなり古い。そして狭い。地元からは建て替えとか改修の要望があるようだが、静岡県はあまり乗り気じゃないらしい。ま、静岡で一番盛んなのは、最近は弱くなったけどサッカーだからねぇ。

　でもね、そんな静岡のまちをね、今日は観戦帰りと思われるファンが、パ･リーグの各球団のユニフォームを着て歩いていたんですよ。これ、嬉かったっすねぇ。

　静岡ってね、きっとサッカーを通じてスポーツを観ることだけは成熟っていうか、意識できると思うんですよ。野球ファンだって結構多いんです。公式戦なんて結構入っているし。だから俺は、静岡をスポーツタウン化してもいいんじゃないかって思うんです。

　東京から名古屋へ移動する途中、その逆に名古屋から東京に移動する途中に、もっともっとスポーツを開催してもいいんじゃないかって思うんですよ。これもまちづくりと思うんだけど。

　今、静岡で行われるプロスポーツって言うと、プロ野球は横浜主催試合が年に１試合か２試合。あとはＪリーグは清水エスパルスがあるのでそれなりに。かろうじてＶリーグの東レが主催、Ｗリーグのシャンソンの試合かなぁ？あとは・・・・・あるのかな？

　なので、あっても試合数が少ないと思うんですよね。もっともっと試合が観たい。フランチャイズじゃない試合も見たい。そうやって底辺を広げていく土壌だけは静岡にはあると思うんです。ま、先は長く、この景気ですから簡単には変わらないでしょうけど、スポーツ観戦への意識も、運営と同じく変わっていけばいいなって思っています。

　とにかく、たくさんの楽しい試合を見せてくれたパ･リーグ東西対抗は終わっちゃったわけですが、地方都市でここまで開催してくれたパ・リーグには本当に感謝するとともに、終わりがあれば始まりもあるさ！終わりは始まりの始まりなのだ！ってことで、次を楽しみにしています。