タテジマとファイブアローズに魅せられて

　いろいろな友達が出来た。試合後に飲んだり、試合前に飯を食ったりするのももう１人じゃない。試合のこと、タイガースのことを語れる友達がいる。雨で中止なるのは凄く残念。中止だからといって行くのを止めるわけでもないし。

　チケットは１年分を頑張って取る。取るといっても取れるなら・・・という注釈は付くのだが。読売戦は入場できればいいや。くらいの感覚でちょうどいい。じゃなけりゃ贅沢ってものだ。

　日本の首都は東京。そりゃわかっている。でもこうまで甲子園に行っていると日本の首都が大阪でもいいんじゃない？何て思ってくる。いや、別に根拠は何も無く、ただの感覚ってやつで。

　関西の友達に言わせると、俺のしゃべる言葉は標準語に聞こえるらしい。でも喋っている本人は静岡弁が出ていると思うのだが。。。。。甲子園に行って思うのは、タイガースの応援に標準語は似合わないなぁってこと。全国人気のタイガースだけど、少なくとも甲子園では関西弁の応援が似合う。だからといって急に関西の言葉が話せるようになるわけ無いし、関西弁と一口に言っても、観戦友達がいる京都、大阪、大阪南部、和歌山、西宮、姫路方面では微妙に違っている。そこがまた微妙。どれを覚えたらいいんだろう？覚えなくてもいいのか？でもいつもの居酒屋の常連さんに「阪神応援するなら関西弁でやらんといかん！！」と説教されたので、時間をかけて覚えてみようと思っている。

　最初はワクワクした甲子園行きも、ここ数年は慣れてきた。といっても悪い慣れではないと思っている。行く度に甲子園を見上げて、蔦の色の移り変わりを見上げては「いやぁ、また来たんだなぁ。」と楽しみな気持ちが湧いてくる。ここでいう慣れとは『以前のように距離を感じなくなった』ということ。甲子園は遠くない。改札をくぐって３時間後には甲子園だ。欲を言えば旅費がもう少し安くなればね。

　地方地方といっても、俺の場合は新幹線沿いなので恵まれている。俺よりももっと遠くから甲子園に来る人もいる。九州からとかね。

　地方といえば笑っちゃったのが２００３年の９月。当時は１アルも自由席で、俺は友達と早くから並んで席を取っておいた。するとあとから入ってきたオバちゃんたちが、「うちら青森から来たんやでぇ〜・・・・・席譲ってぇ〜！」と叫んでいた。青森から来たのに関西弁かよｗ　関西出身で青森に住んでいるってことで理解しておいたけど、この辺の胡散臭さもムキになるんじゃなくて楽しみってことで。

　今年はチケット確保が思わしくなくて、１アルが多い年だけど、それでもゲートをくぐって甲子園の土と芝が見えたときはなんか嬉しい。そう思うと俺は６月１１日以降甲子園に行ってない。そろそろ焦れてきたころだ。

　甲子園に行きたい、あぁ行きたい！！ここ数日はそんな風に思っている。