タテジマとファイブアローズに魅せられて

　昨年優勝したけど、本人は大幅に負け越し。日本シリーズでは先発としての出番も無かった。でも昨年、不安定な井川に代わって下さんが出てくるまで、相手のエースと正面から投げあったのは福原投手だった。その姿はしっかり覚えている。

　投げて抑えても味方の援護が少ない。これ、タイガースの投手の宿命みたいなもの。その面を一手に引き受けた｢苦労｣をチームが忘れていなかったと思う。

　やっと苦労が報われはじめている最近、それでも打線の援護は少ないけど、タフになってきているのかもしれない。

　球児くんも、ジェフも、久保田くんもランナーを背負った。でも今日の試合の雰囲気ではどこまで行っても失点するような雰囲気でもなかった。点差以上の何かがあった試合だった。しかし球児くんの０．２１という防御率は脅威以上の脅威、驚愕。

　お立ち台でのヒーローインタビュー。最後の質問のときも久保田くん、もう一回「質問なんですか？」って聞いてくれたらなぁ。３塁アルプスに空席があることがもったいないくらいの会心の試合だったね。

　ジェフが素晴らしいひと言を言った。「ＯＮＬＹ　ＮＩＨＯＮ-ＩＣＨＩ」

　俺たちもそれを望んでいる。レギュラーシーズンでは、今季一度も勝っていないドラゴンズも待っている。でも交流戦前のタイガースではない。今度はこっちが連勝する番だ。

　最後に、楽天へ移籍の牧野投手、活躍を期待しています。けっこう好きな選手だったんだけどなぁ。