タテジマとファイブアローズに魅せられて

　でもこの姿勢、実は前節の福島戦から見えていたようなものです。シュートすればいいのに、誰かを探しているうちに苦しくなって。せっかく今日は実況付きで放送されているのに弱気なバスケを見せてしまいました。

　４ＱＴも差を広げられているのですが、それでも秋田がファウルを重ねたのはアローズが攻めたからこそ。

　確かに秋田のプレスは早く、ボールを持てば持つほど追い込まれます。シュートどころかシュートシチュエーションに持ち込むことすらできない展開でした。

　この試合、今シーズンのアローズの課題が露呈します。それはＰＧ不在という点です。頑張っていないのではありません。ただ、秋田のような強豪チームと戦うには厳しい言い方をすれば役者不足。ボールを持っている徳永選手の方が、ボールを持っていない大澤選手よりも速く移動するに至ってはもうどうしようもありません。

　弱気だった試合です。でも試合後にモンテが「この試合だけでチームを判断しないでほしい。」というコメントを残したように、こんな弱気でプレーするチームではありません。

　とにかく勇気を。５本でも１０本でも２０本でも矢を射るような試合で明日は勝ってほしいと思います。