タテジマとファイブアローズに魅せられて

　先発６枚は固まっている現状だけど、いつでも入れ替えられる投手がいるというのは選手層を厚くするとともに、チームに安心感をもたらすことにもなる。それを今シーズン初登板の横山投手がやってのけたことが大きい。

　台湾のウィンターリーグでは芳しい数字を残すことができず、それでも何かを掴んだかのようなコメントは強がりなのか本当なのか分かりづらいところがあったけど、この登板を見る限りでは本当に何かを掴んで帰ってきたんだろうと思いたくなる。

　欲を言えばあと１イニング投げてほしかった気がするが、巨人打線を最少失点で抑え、投手戦を制する内容を見せたのは大きいなんてもんじゃない。

　本人はヒーローインタビューで「次があるようであれば・・・」と語っており、事実今日登録抹消をされるんだけど、年齢的にも若く、今シーズン中に再び１軍に呼ばれることは十分考えられる。

　大型左腕である。球速で勝負するタイプには見えないけど、相手をしっかり打ち取れる投手である。

　先発の６枚のうち、特に秋山投手と青柳投手の尻に火をつけるのには充分で、なんなら岩貞投手を脅かすにも十分な存在になりうる。

　この１勝は今後のチームにとっても大きな１勝になる。そんな試合だったと思う。






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