タテジマとファイブアローズに魅せられて

　能見投手の好投が最初に印象に残ったのだが、守備としては確実に併殺を奪いたかった場面があった。やはりアウトにできるところ、しなけりゃならないところでは確実に決めておきたいもの。

　それでも大きく崩れなかった能見投手は流石ということだと思った。

　それにしても印象に残ったのは打者のスイング。どれほど変わったのか？と思っていたが、本当に変わっていた。

　とにかく振る。よく振っている。それだけは一目でわかった。

　ストレートに振り負けないスイングを求める監督たちに対して選手がどこまで応えることができるのか？その一点に対する答えは充分に出ていたと思う。

　確かに時期的には投手がストレートを中心に投げる時期である。だからこそ、この時期にストレートに振り負けてはいけない。そのストレートに負けていない姿は見せてくれたと思う。

　もう１つ印象的だったのは、ファーストストライクを簡単に見逃していないという点。積極的といえば確かにそう。でもそれだけではない、勝負に行っている気持ちが十分伝わってきた。

　チームは変わっているという先入観を持って観た試合であることは確かである。本当に変わっているの？と思いながら観た試合でもある。観終わって感じたのは、確かに変わっているという実感。

　いやぁ、観て良かった。勝ち負け以上にそう思えた試合だった。





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