タテジマとファイブアローズに魅せられて

　原因は簡単。昨日と同じようなことをやろうとしたからです。対する福岡は昨日とはガラッと変えてきました。まぁ、大志郎のシュートが入り過ぎってのもあったんですけど。

　先ずはリバウンド。昨日劣勢だった福岡はとにかく多くの選手がリバウンドに飛びます。それだけでも全然違うのに。

　そしてニノへは早めのダブルチーム。これも高松にはプレッシャーでした。これだけでも大きく違うのに、こちらは相変わらずマンツーマン中心のディフェンスで裏を抜かれるわ、ペッパーズに日本人をマッチアップさせるのが作戦だったとしても、それが翼選手でよかったのか？と。確かに彼はレベルの高いディフェンスを見せますが、明らかなミスマッチを続けるべきだったのか？は分かりません。

　オフェンスパターンも単調になってしまい、後半は福岡のやりたい放題という展開に。これには大変がっかりしました。

　なんていうのかなぁ・・・・・確かにコート上でプレーするのは選手なんですけど、コーチ陣は相手を研究してんのかなぁ？と思うんですよ。こっちが練習すればどうこうなる相手じゃないと思いますよ。

　今シーズン、福岡の指揮をとっているのは森山さんです。昨年は島根でＨＣ代行という立場で戦っていたんですけど、開幕からどん底状態の島根を、就任後はプレイオフまで連れて行った指揮官です。その森山さんが、勝ったとはいえ土曜日に苦戦したまま日曜日も同じバスケをチームにさせるはずがないのに。こっちは全然対策を練れていないという感じでした。

　もうね、「昨日は最後にミスしたから負けた。今日はミスしなければ勝てるだろ！」なんてベンチが思ってんじゃないかっていう。そんなことあるわけないですよ、相手は更にこっちのミスを誘うつもりで来るんだから。

　昨日と同じことをやってちゃ勝てません。週末２連戦なのでそれは強く出ます。

　選手個々の理由もあるかもしれませんが、そこに至るまでの研究と手段の不足。それが強く出てしまった日曜日の試合だったと思います。

　そういう点では庄司ＡＣが帰ってきてどういったチームを作り上げるのか？今シーズン残された時間は少ないのですが、それでも向上の可能性はあるはずです。その可能性を見せることができるのか？特に対戦相手の厳しさが増す終盤に向けて、本当に正念場というか、それ以上の踏ん張りどころです。

　戦っている選手をもっと大事にしてほしい。そう願います。






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