タテジマとファイブアローズに魅せられて

　決して打撃の調子が上がったとは思えないけど、今日のように先制してリードを守って勝つということしか今のタイガースには勝つ方法が内容に思える。それを忠実に実行したという試合なんだろう。

　能見投手にピンチが無かったわけではない。１試合２エラーという珍しいことをやってしまった鳥谷選手のエラー。エラー絡みで出たランナーがいるんだから失点したって自責点にはならない。でもここを無失点で切り抜けるのが先発投手、特にエースという称号を得た投手の価値。自らの価値をしっかり示した能見投手の存在の大きさを感じた場面でもある。

　この試合でもそうなのだが、福留選手が好調を維持しているのがチームを助けている。先制したい場面、チャンスの場面で福留選手に打順が回ると何かをやってくれる気になるから不思議。確か今年で３年契約が切れるはずだけど、これは残留要請でしょう。

　広島に強いと言われた能見投手の今季、打ちこまれて負けた試合もあったので、おそらく今シーズン最後の先発としての対戦を勝って終われたことは良かったこと。なんかね、１２敗したけど１１勝した今季の意地を残してくれた気がしたナイスピッチングだった。






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