タテジマとファイブアローズに魅せられて

　例えば同じように長打力があるタイプではなかった赤星さんを思い出すのだが、赤星さんの場合は相手が前進してきてしかも内野の三遊間を狭めてもヒットにしてたからな。あれは今思い出しても凄かったわ。

　大和選手も自分の打席のときに外野が前に来ているところを自覚しているってことで長打力を意識させればヒットゾーンも広がるって感じで考えている様子。でもなぁ、大和選手だったらというかほとんどの選手は外野までボールが転がればヒットになるのよね。

　そして外野が前に来るってことは間を抜く可能性も高まるんじゃないかな？決して悪いことばかりじゃないけど・・・・・前進守備だと正面のヒット性のライナーにもチャージされて捕られちゃうのか。そりゃ損だなぁ。

　強く叩いて転がす。そんな感じのヒットが出てくれればいいなと思うのだが、やはり来季の目標は打率３割、できれば出塁率はプラス５分でいければなぁ。無理に長打力を追い求めて今の長所を消さないようにだけはしてほしいな。

　さて、能見投手はお立ち台が苦手とか。俺は好きなんだけどねぇ、お立ち台に上がり始めたばかりの頃はたどたどしい口調だったので本来は苦手のはず。でもエースとしてはお立ち台でファンにメッセージを発することもとても重要。「みなさんボクのことなんか忘れてたと思うんですけど・・・」で始まったハマスタのお立ち台を今でも俺は忘れていない。あのお立ち台から能見投手を応援する気持ちが始まったのかもしれない。だからお立ち台はきっと大切。

　能見投手が時々言う、「勝利をお届けしたい。」という、それはまるでピザ屋さんがピザをお届けのような感じで勝利をデリバリーしてくれてお立ち台からひと言を来季も是非ともお願いしたい。少なくとも俺は楽しみにしている。