タテジマとファイブアローズに魅せられて

　今日の観戦で覚えた言葉がある。それは「フロントドア」というもの。ホークス先発のパディーヤが投げる左打者のインコースのボール球がシュート回転してギリギリ入って来るボールのことってことでよろしいか？とにかくこれに手こずっていた。ボールも良く動かしていたようだし。

　ただどうも、やはり１００球近くなると１つの壁があるというか、メジャー流というか。先発が１００球を目途に計算するスタイルに慣れていると思われ、１００球が近くなった７回は少しずつ甘くなってきているのよねぇ。ここを逃さなかった打線と代打のタイミングを的中させた采配が良かったと思う。

　代打の順番として、先ずは今成選手。素人の俺は藤井さんに代打を送るとは思わず、ここで桧山さんを予想していたのだが今成選手が先ずは犠牲フライで１点。そして次に桧山さんと来たもんだ。

　この桧山さんのときも甘いとこに来たわ。というか、桧山さんが一番打てるコースに来たというのが正直なところじゃないだろうか。やや外の高めに来れば、桧山さんなら流すことも引っ張ることも出来るコース。ここで見事に右中間に打てたことが大きかった。

　同点に追いつき先発投手の負けを消す。といいますか、藤浪投手凄いな！ピンチでギアチェンジして三振奪いまくるのも凄いけど、こうした展開で負けが消えるのも凄い。負けない投手ってのは凄いと思うよ。試合後のＦＯＸの放送だったと思うけど左打者の被打率が高いということで、ポイントは膝元へスライダーをしっかり投げることが出来るかどうかが挙げられていた。きっと克服してくれるでしょう。

　その同点の場面で地元出身の柴田選手が打席に。それまでの２打席は三振だったけど３打席目となったこの打席は、これもまたやや高めに入ってきた球に上からバットをしっかり被せるように出して１，２塁間を破るタイムリー。代走に出ていた荒木選手がしっかり走って逆転することができた。

　８回にも１点追加。これも大きい。惜しいのは鳥谷選手が盗塁失敗で、新井さんの打席のときに塁上にランナーがいなかったこと。もし残っていれば２ベースで１０００打点となったかも知れず、でもランナーが残っていれば２ベースじゃなかったかも知れず。早く達成してスカッとしたいね。

　抑えには安藤投手を起用。清水選手も懸命のリード。リード自体の安定感はあったと思うけど、安藤投手がちょっと高めに投げちゃったシーンもあってヒヤッとして、そして審判が手を挙げてくれなかったこともイラッとしたけど火消し成功。日替わり抑え、先ずは成功ということだね。

　で、首位と。交流戦はセが大苦戦中だけど、なんとか五分でいければ調子は崩れない。今日の勝利で五分に戻すことができ、このまま五分でいいとは思ってないけど１つ１つの試合を大事に明日もなんとかして、パの球団から勝ち越しを決めてもらいたいものだ。