タテジマとファイブアローズに魅せられて

　俺にも当たり前だが先輩はいる。年に１回、職場内にＯＢ会がある。俺も卒業して社会人になった最初の年は行った。でも行ったのは最初の１回だけ。理由は簡単。先輩が意味もなく威張るからだ。

　学校出たての俺に向かって、ある先輩が言ったことは「お前は今日、ずっと俺の隣にいて酒を注げ。」というセリフ。

　バカじゃね〜の〜ｗｗｗｗｗ　と今なら適当にあしらうところだが、当時の俺はこのひとことで本当に嫌になった。ちなみにこの先輩は、俺が新人の頃に既に５０歳は軽く超えていそうだったので今は当然退職済み。

　で、今年から色々あって、ある資格者以上のＯＢ会にも呼ばれたが、そんな過去があったので当然不参加。感じの先輩は今年から有資格者になったので“新入り”の礼儀として“今後のためにも”参加するように脅しをかけてきたが、社会人のマナーを守った上で当然お断りした。

　ちなみにこのＯＢ会、結婚したときも昨年末に出産があったときも祝儀は１円もくれませんでした。会費集めるだけ集めて飲んで終わり。いつか退会してやろうと思っている。

　なんていうか最近思うのは、そりゃ学校とかでも色々な理不尽なことがあるんだろうし、俺も学生だった頃には今思うと「それは社会人としてどうなんですか？」という教師もいて、沢山の理不尽なこともあったが、社会に出ればそんなこと以上に理不尽なこともあるんだなぁ・・・・・ということを誰に言っているのか自分でも分からないけど言いたいと思う。

　だから新井さんが先輩として、チームの４番として新入団選手に優しい言葉をかけてあげたことは本当にファンとして嬉しかった。

　先輩の懐の大きさ。こういうのは本人が思う以上に周りにとっても大事だということを思い出させてくれた新井さんに今夜は感謝したい。新井さん、ありがとう。