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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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 上園投手が移籍した。正直寂しいものだが出場機会を得るためであれば本人のためと思って見送るしかできない。

 ルーキーイヤーの1軍初登板の試合、俺は偶然にも甲子園にいた。

 若い投手といえば球速150km/h!!とかいう数字を期待してしまうが、上園投手の投球の大半は130km/h台だったと記憶している。上園投手の投球に関する予備知識が全くなかった俺は「大丈夫か?緊張してんのか?」と心配して観ていたものだ。

 でもそれからの上園投手は1軍で投げまくって勝ちを重ねていった。2桁勝利には届かなかったが新人王のタイトルを獲得するほどに。

 その年のオフ。上園投手は球速アップを掲げた。俺はこれが失敗しなけりゃいいなと思った。だって上園投手は球速で勝負する投手じゃないから。結果的にそれがどうだったか分からないけど上園投手は徐々に1軍で投げる試合が減ってしまった。

 監督が替われば構想も変わり、選手起用も同じように変わるので、誰が監督になろうと使われるほどの選手にならなけりゃいけないのは全ての選手に言えること。ただ、それだけで起用されないのもちょっと違う気もする。

 そんな中での東北移籍。チャンスを掴んでほしいなと思う。

 上園投手の気迫は素晴らしい。その気迫の素晴らしさが現れた場面を最後に書いておきたい。

 俺が観戦した試合で見たのだが、マウンド上に上園投手。捕手は野口さんだった。

 3塁にランナーを置いた上園投手が低めにボールを投げたのだがワイルドピッチになってしまった。後ろに転がるボールを野口さんが懸命に追いかける。3塁ランナーはホームに走ってくる。上園投手はホームのベースカバーに入る。そのときである。上園投手は3塁ランナーのホームインを阻止すべく足でスライディングをブロックしていたのだ。投げる際の軸足である。怪我とかそういう問題ではなく目の前の1点を防ぐために見せた気迫のプレー。上園投手のどんな投球よりも俺の中で印象に残っているビッグプレーである。

 気迫を忘れずにどうか1軍で大活躍して欲しい。上園投手のご健闘を心から祈って送り出したいと思う。



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| タテジマに想いを | 10:15 | comments(0) | - |