タテジマとファイブアローズに魅せられて

　タイガースの公式ＨＰでの表明は本人が望んだものとして掲載されている。

　間違いなく忘れることができない選手である。そして本当に大きな貢献をしてくれた選手である。なんとか引退セレモニーだけでもできないものだろうか？

　忘れられない場面は試合で何回もあるのだが、２００５年の日本シリーズで４タテ喰らった翌日のデイリーで「俺はタイガースで日本一という、世界一大きな夢を叶えるよ！」なんてセリフを言ってくれて傷心のファンにメッセージをくれた場面を今でも昨日のことのように思い出す。

　神宮球場はブルペンが内野スタンドの前にあるのでファンの声援が良くも悪くも凄かった。そんな中、ジェフはいつもファンに向かって「行ってくるよ。」とばかりに腕を上げてからマウンドに向かっていた。その姿が物凄くカッコよかった。

　ブルペンではリーダーシップを発揮し、投手陣にミサンガのようなものを配って一体感を出していた。

　とにかくかっこいい選手だった。それは見た目もプレースタイルも全てである。こんな選手になりたいと、野球をやっていない俺ですら思ったほどだ。

　メッセージでは今後もタイガースの一員としてタイガースのお役に立てれば・・・・・とコメントを残してくれている。きっと帰ってきて欲しい。駐米スカウト、コーチ、なんでもいい。時々日本にも来て姿を見せて欲しい。

　お礼の言葉は言い切れないほどある。thank youであってgood-byeなんかじゃない。きっとまた会える。だから今はthank youとsee you againでいいのかもしれないね。