タテジマとファイブアローズに魅せられて

　真弓監督が今シーズンを振り返っている。その中のコメントでサンスポに掲載された言葉の中で１つ２つ引っかかるものがあるのだが。

　「来季は何とか優勝できるチーム作りをしていきたい。」、「すきをつかれて弱点を突かれて星を落とした。」、「僕は（２００８年に）戦った監督でもないし」

　もちろん前後の言葉もあるのだが、これを聞いちゃうと「そりゃねぇよな。」のひと言も言いたくなる。

　スケジュールが埋まっていたとはいえ（昨年の）ドラフト会議を欠席したことから俺は少々疑問を持ったのだが、前年のゴールデングラブを獲得した新井選手をサードに持っていって守備力の低下を招き、隙を作った。

　優勝できる戦力を持ったチームだと思うし、その中で起用に応えて能見投手のような活躍を見せる選手も出てきた。

　２００８年に戦った監督じゃないって言われたって、そんなの今頃言うことじゃなくて最初から分かってるんじゃないの？そんな風にも思った。

　２年目の監督には言い訳がきかない。一部報道では既に次は星野氏という名前も出ているので、そういう意味ではテンション上がらないかもしれない。

　でもファンはそれじゃ嫌なんだよ。熱くなれる試合が観たいし、熱くなれるシーズンをチームと一緒に過ごしたいのだ。

　個々の立場に応じてそれぞれに見解がある。だから擁護もする気もなければアンチになる気もない。ただ思い切りのめり込んで戦って欲しい。阪神タイガースに人生賭けて戦う言葉を聞かせて欲しい。それが聞きたくて俺は今日も色々なことを考えるのだ。