タテジマとファイブアローズに魅せられて

　速球派じゃない下さんが相手を抑えるといったらコンビネーションとコントロール。コンビネーションのほうは狩野選手の配球にも理由を探せるので今後に期待なのだが、コントロールについては今日は落ち着かなかった。

　そういったことでランナーを背負う試合になってしまい、接線でありながら主導権を奪えず、そのうちに朝倉が尻上がりに調子を取り戻しちゃったって感じの試合だった。

　打線のほうも２安打じゃ勝てない。初回の赤星選手の脚で先制点のきっかけを作ったのだから他のイニングでも出来るはず。

　６回も最終回も先頭打者を出しているのに同点狙いじゃ勝ち越しは出来ない。やはり野球は相手を自分たちより１点でも抑えれば勝てるスポーツであると同時に、相手より１点でも多く取らなきゃ勝てないスポーツでもある。せっかく脚の速い選手が先頭で出ているのだから、真弓さんが常々おっしゃっていた機動力を活かした野球を相手に見せ付けるチャンスでもあった。

　やはり監督の姿勢というやつは試合を通じて伝わってくる。シーズン前に示した野球はどうなるのか？監督の変化なのか？それとも？？開幕して１ヶ月であるが、その辺を示してわかりやすさを出せば自ずと出来る。そんな才能ある素晴らしい選手が揃っていることは忘れないで欲しい。