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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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3日間観戦記
 夏休みを7月から9月までの3ヶ月間に7日取るということになっているのは俺が勤務している職場。その制度をフルに利用するのが毎年の夏のすごし方である。

 そして今年もその時期がやってきた。ってことでさっさと夏休みを2日申請して金曜日から月曜日までの4連休で甲子園ということにした。

 初日は昼に静岡を出て新幹線に乗車。JR東海で言ったらEエクスプレスとかいうのを利用しているのだが、これのポイントが貯まって今回はグリーン席に乗車した。まったく慣れない席であるがさすがに乗り心地は良いよ。席についたらおしぼりもくれた。早速それで顔を拭くオッサンな俺。

 暑い関西であるが静岡よりはマシな気がする。太平洋側に面する静岡と瀬戸内海に面する関西の違いかな?

 そんなわけで3日間を振り返ります。

【初日 サヨナラ劇場】

 先発はボーグルソン投手。試合前には甲子園筋で奥様も見かけました。思ったよりは良い内容だったってのが正直なところでしょうか。実際に制球も良かったと思うし、中盤に崩れるといってもやはり力のあるボールが行っているとチームに置いておきたいなって思います。

 しかしこういう試合は点が入らん。毎回のようにランナーを出すんだけど、出してもその先で抑えられちゃう。これは相手投手のマエケンがいいのよ。ま、フォアボールが多かったってのは反省してるんだろうけど、ヒットで出たランナーだったらこっちだって乗っていけるけど、フォアボールのランナーは打ち崩したわけじゃないけど最低限の仕事はして出塁した場合もあるのでお互いに不思議な感じで試合しちゃった感じを受けたんです。

 そのマエケン、ストレートにあれはカーブ?チェンジアップ?とにかくそれが決まるんだ。打者の大勢が泳がされてたもんねぇ。19歳ですか?凄い投手ですね。

 そんな中でも金本選手が2ベースで出て、セカンドゴロを量産した葛城選手がそれまでの打席とは全く意味合いの違うセカンドゴロで進塁させて打席には高橋光信選手ですよ。

 観戦友達も言ってたんですけど、光信選手って右投手の方が得意じゃないか?って。実際に右も左も苦にしない選手じゃないっすかね?その結果はキッチリと犠牲フライで同点ですよ。

 同点となると負ける気がしないですよねぇ。実際に負けなかったんです。お立ち台で関本選手が「もっと早く決めたい。」ようなことを語ってくれましたが、そのミス?を同じ試合の中で取り返せるんだから凄いと思いますよ。

【2日目 考える5番】

 今日の5番は浅井選手でした。

 試合としては0−1だったんですけど、3安打に抑えられたこともあり、点差以上に大きな差がある負け方をしちゃった気がします。

 安藤投手、良く投げてくれました。復帰してからの試合数も少ない中で苦労しながらも投げ続けてくれました。

 初物に弱い云々はあるかもしれませんが、実は打線のリズムと作るのって投手だったりすることも多いと思うんです。そういった視点で考えると安藤投手の投球は打線のリズムを作ることに関しては貢献できなかったと思います。

 初回は2つの四球とヒットで満塁、4回もホームで刺したものの2本の安打を打たれてスコアリングポジションにランナーを進めています。打線が「さぁ、これから!」という雰囲気になれる場面が少なかったんじゃないでしょうか。

 もちろんカープの好調さもあったので苦労したという点もあります。でも「0」を9つ並べてしまったっていうのは投手から野手へのリズム渡しとも言うべきものがしっかり出来なかったかな?と思ったんです。

 さて、5番浅井選手というとこの試合ではノーアウトで金本選手が2ベースで出塁したあとに浅井選手にどう動かせるか?という展開がありました。

 多くの方はバントを予想されたと思います。俺もそうなっても不思議じゃないと感じていました。しかし結果は打たせてピーゴロでしたね。そして得点できませんでした。

 そのあとの2人も三振しちゃっているのでなんとも言いようがないのですが、2つ考慮すべき点があるんじゃないでしょうか?

 1つ目は“7月前半”という時期であることです。7月前半で2位まで11ゲーム差という大量リードの中であるという点ですね。

 2つ目は“5番打者”であったという点です。後述する関本選手の5番と矛盾するかもしれませんが、5番打者本来の役割はランナーを返すこととされています。そうなった場合、バントでは2塁ランナーは余程のエラーが絡むくらいの出来事が無ければ帰ってこれないでしょう。

 もしもこれが9月や10月に優勝を争っている時期だったらバントだったと思います。でもこの時期にその野球は時期尚早でしょう。むしろ5番打者として浅井選手が使えるかどうかを見極める時期だった、その試合だったかもしれません。そこまで考えると5番にバントはこの試合に限っては無かったと思ったんです。

 そういやぁ、この試合もライトで観たんですけど左隣にいた兄ちゃんが盛んに俺に話しかけてくるんです。

 例えば俺が「よっしゃ!ここはバントや!」と言ったとします。すると「ここはバントですか!!」と俺に確認する。例えば2アウトからシーボルがランナー無しから長打を打つ。俺が「2アウトからの長打なら気にせんでえぇぞぉ!次で切れよぉ!」という。すると「そうですよねぇ!!そうですよねぇ!!」と繰り返す。もう何度も何度も兄ちゃんが相槌を打ってくれるもんで、隣にいて変な感じでした。いや、昔もあったんですよ。球場で隣に座った人と試合中に仲良くなって観戦したなんてことは。でもこの日は何か違う気がしました。

【3日目 考えさせた5番】

 先発は金村暁投手。非常に安定した立ち上がりでした。

 この安定感を何と例えればいいのかと言いますと、“安定してるときの藪さん”って感じです。

 そして突然大崩れするのが藪さんだとしたら、時々小崩れするのが金村暁さんって感じでしょうか。そんな印象を持ちました。共通する点は勝負どころで甘く入る癖?がある。ところかなぁ?でも牽制は鬼でしたね。ライトから観ても他の選手と全然違うんですよ。何度「アウトや!」って叫んだか分かりません。それほど凄かったです。これほどの奴は2005年の日本シリーズ第4戦で杉山直久投手が西岡に見せた執拗な牽制以来な気がしました。そしてこれを終盤で久保田投手が見せるんですなぁ。

 さて5番は関本選手でした。昨日の浅井選手にも驚きましたが、関本選手の5番にも驚きましたね。

 この面白い打順の効果が6回に現われるんですよ。

 6回、先ずは金本選手が出塁します。すると関本選手は送るんです。

 昨日の試合の記事で5番は返す打順だと書きました。しかし関本選手は送った。この変化を表す言葉は「状況」かもしれないし「信頼」かもしれません。でも関本選手にあって浅井選手にあるものとすれば、1つは「粘り」かもしれないし、2つ目は「犠打」かもしれません。

 これは8回にも現われるんですけど、先ず関本選手は非常にバントが上手いという事実がありすよね。そこでこの日の打順と照らし合わせてみると、結果的に投手が考えてしまうことになるんです。

 5番が浅井選手だったら浅井選手で切ればいいんです。浅井選手個人と勝負して抑えることを考える。悔しいのですが浅井選手のつなぎっていうイメージは、関本選手がつなぐイメージよりは強くない。むしろ浅井選手はチャンスメイクの方がイメージとしてしっくりくるんですね。

 関本選手が送る。アニキはスコアリングポジション。すると鳥谷選手。彼は勝負強くなっている。次は野口さん、バルディ、投手と続くのですが、この3人には代打だって。そのうち1人は捕手の代打なので同じ捕手の矢野さんが濃厚でしょうけど、他は左と右で自在に出てくる。こうなると相手バッテリーは勝負どころについて物凄く考えさせられるんですね。その考えさせるスイッチを入れるのが関本選手なんです。だからそういう視点では5番関本選手はアリですね。大アリですね。特に試合のヤマ場では恐るべき影響を及ぼすと思います。

 さて、8回のアニキの盗塁。凄かったですね。これはアニキだからベンチも出せたサインだと思います。

 昨年まではこういった動きが無かったチームなので、これは岡田監督の発案ではないように思われがちです。試合後の勝利監督インタビューでも「1.3」という数字を出して根拠を話しておられました。実際にはそこまでの分析ではなく、「1.3」という数字を聞いただけで「3ボールから決めていた。」と言い切れる判断が出来るのが監督だと思うんです。

 コーチが監督に無断でサインを出して・・・・・なんてことがあるとは考えられませんので、結果的に誰の献策であったかは別としても決断できた岡田監督の采配の凄みを感じました。そしてそこまでしてつなごうとするタイガース打線の凄さが出た場面でした。俺個人の考えですが、この盗塁の指示はファームも含めて数え切れないくらい試合と選手数を見てきた岡田監督の経験が成せる判断であったと考えています。

 葛城選手が1塁線を破ってタイムリーを打ちました。打球が速かったこと、栗原選手が体勢を崩しながらグラブを上下に振るように捕りに行ってしまったこともあって長打になりました。もしも守備の上手いファーストだったらグラブに当てていたかも知れずタイムリーにならなかったかもしれませんが、これはそういうコースに思い切り引っ張った葛城選手のナイスバッティングでしたね。

 そしてこの後に出たバルディーのタイムリー、これ大きかったですねぇ。これがあると無いとでは試合が終わったときの感想が全然違ったと思います。

 要は1打で崩して勝つのか、連打で崩して勝つのかの違いなんですけど、この違いが大きいなって思いました。

 最後は球児投手が〆て、お待ちかねのお時間・・・・・「うぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!」・・・・・最後も「うぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!」・・・・・このままあと2〜3回くらいお立ち台で雄叫び上げたら「葛城うぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!Tシャツ」でも出来るんじゃないですかね?阪神だったら作るぞぉ!!!と変な可能性も感じておりました。

 と、そんなわけで今回も終わってみれば貯金を1つ増やした3連戦でした。サヨナラも観れたし、逆転勝ちも観れたし、完封負けも観てしまったし。色々観れて楽しかったです。 

 あと3日間を通じて感じたのは、1塁の新井選手の基本プレーの繰り返しなんですよ。

 外野手がホームに返球する時ってあるでしょ?あのときに明らかにホームに間に合わないときに新井選手がマウンド付近で飛びつきそうになったりしながらもしっかりとカットしてるんです。

 投手は捕手の後ろでカバーしているし、ここでカットしなければ打者走者は2塁を奪うかもしれない。そうなるとファーストは空いてしまうのは別にファーストで打者走者を止めておけば良い訳で、とにかくセカンドには行かせたくない。その際のプレーなんですけど、基本といえばそれまでですが、外野からの返球というコースが安定しないボールに対しても反応して腕を伸ばしてカットすべきはカットしている。このような基本に忠実なプレーが出来る。これもタイガースの強さの一部でしょう。

 次の甲子園観戦は・・・・・実は今年はこれで終わりなんです。現時点ではね!!次は最終年度を迎えた広島市民球場での観戦を予定しているんです。 

 でも前述したように現時点では!!ですからね。秋のお楽しみには甲子園・・・・・はリニューアル第2期工事中なので、開催される関西のどこかに行きます。長い文章でしたが最後まで読んでくださりありがとうございました。
| タテジマに想いを | 23:03 | comments(2) | trackbacks(0) |
毎日ありがとうございます。
私も第3戦は、1塁アルプスで応援していましたが、
金村投手の牽制は見事でしたね。
アウトと言われても東出選手は納得せざるを得なかったのではないでしょうか。
早く金村投手に勝ち星が付くといいですね。
記事いつも楽しみにしています。
今後ともよろしくお願いします。
| ホリ | 2008/07/15 12:04 AM |

ホリさん
 いつもご覧頂きありがとうございます。
 本当に金村投手の牽制の鋭さには驚きを感じました。彼の牽制を手本として、他の投手も牽制上手になってくれれば、獲得した効果は更に広がると思うんですよ。
 こういった投手は勝ち始めると安定して勝ち星を挙げるので、おっしゃるとおり早く勝ち星がつくように願っています。
 拙いブログですが、こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
| たけ | 2008/07/15 11:15 PM |










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