タテジマとファイブアローズに魅せられて

　でも日頃の備えっていったって言うのは簡単だけど、狭い家のどこにそんなに備蓄出来るんだ？とも思う。

　俺が経験した中で一番大きな地震は、10年くらい前かなぁ？震度５というやつを経験した。これが結構揺れたんだ！震度５でも！！

　言うまでもなく静岡県は東海地震が予想されている地域。この震度５は確か夜か明け方に起こったのではないかと思うのだが、俺は「あぁ、ついに来たか・・・」と思って布団を頭から被ったのを覚えている。もう、それしかなかった。慌てたり色々するのは揺れが収まってからでいいや。もうそう思うしかなかった。

　震度５であっても部屋の中は散らかるもので、本棚からは本が落ち、ＣＤなんかも落ちていた。幸いにも茶碗なんかは割れずに済んだので被害という被害は無かった。

　地震といえば阪神大震災も忘れられない。

　当時はまだ関西に知り合いがいなかった。なので誰が無事で・・・というのは身内や友達にはいなかったのだが、やはり心配したのは「選手や球場は無事だろうか？」ということだった。そして阪神甲子園球場の頑丈さもニュースで見た時に感心したことを覚えている。

　復興に向けて。といってもすぐに出来るようなものでもなく、お金やモノだけじゃなくて精神的な面でも時間がかかるものだと思う。

　俺も宮城県には親戚がいて、地震発生の日の午後に電話をして安否を確認した。宮城県内でも震源地から離れていることもあって全員無事で、かつ家屋の被害も無かったということで安心したが、携帯電話が混み合っていて通じないときは少し焦った。家の固定電話からは通じたんだけどね。

　その日にＫスタ宮城で予定されていた東北楽天ＶＳ読売は地震のため中止となった。しかし翌日には試合を行った。少しでもスポーツが復興の支援になればいいなって本当に思った。

　今回の岩手・宮城内陸地震でお亡くなりになった方のご冥福並びに被災者の方の１日も早い復興、ご快復を心よりお祈り申し上げます。