タテジマとファイブアローズに魅せられて

　９月に入ってから１敗だけ。いや、ここ半月で１敗しかしていないのだ。
　確かにＢクラスのチームが相手ということが多かった。でもこの成績が凄いことには変わりない。

　対戦相手の広島。さすがに首位中日を苦しめているチーム。佐々岡投手の素晴らしい投球があった。

　そんなことは無いのかもしれないけど、あえて書けばエース黒田投手の不在が、若き好打者の栗原選手の不在が何となく影を落としたかのようなチームに見えた。

　それでも梵は素晴らしく、今年の新人王は彼でありそうな感じのプレーをしていた。

　同じような２アウト満塁。その場面はカープには７回裏、タイガースには８回表にあった。当たりはどちらも内野ゴロ。しかしタイガース鳥谷選手の当たりは梵のグラブをかすめてレフトに転がった。あの位置だったら捕ったとしても鳥谷選手の足なら１塁はセーフだっただろうし、２塁も間に合わなかったと思う。

　そこに飛ぶ打球。緒方選手はサードゴロ、鳥谷選手はショート内野安打。同じ内野への当たり。経過と内容は本当に同じ感じ。でも結果だけが違っていた。

　シーツ先生の体調不良も心配。それでもシーツ先生が無事に帰ってくるまでチームは勝ち続ける気がする。明日帰って来てくれればいいんだけど。

　線路は続くよどこまでも。このタイトルで昨年の９月３０日に記事を書いた。でも今年の今もこの言葉が浮かんできた。終着駅のような気がした駅は実は分岐の駅。阪神電車で言ったら本線と西大阪線が分かれる尼崎駅のようだ（ホントか？）。もしくはＪＲで言ったら宝塚線と神戸線が分かれる尼崎駅のようだ（結局尼崎かよ・・・・・）。もしくは神戸線と東西線が分かれる尼崎駅のようだ（梅田に帰る人は間違えないように気をつけろ！！）。

　どっちがどっちじゃないけどとにかく終わっていない。実力だけじゃない不思議なものに導かれてタイガースは走る。自分の意志と、みんなの意志と、不思議な後押しでタイガースは走る。

　勝とうぜ！阪神タイガース！！まだまだ線路は続く。走り続けるタイガースに終焉は未だ訪れない。