タテジマとファイブアローズに魅せられて

　後半戦開幕。それにしてもいつもどおりの試合を見た感じがして安心した。ランナーを置いて効果的に得点するタイガース。得点したあとに何も残らない読売。

　読売攻略法にもっとも有効と思われる、「失点は単発で」ということを確実に実行した結果が今日だった。得点手段として今日はホームランが多かったけど、これだってランナーが塁にいるときが多かったから１発で２点とか取れる。反面読売は得点後にランナーが出て後続が続かないという展開。これでは１回に得点できる差が大きい。ただでさえ投手力の差がある両チームでこれでは差は開く一方だ。そしてこれが今シーズンの両チームの差でもある。

　シーツ先生のＨＲは本当に効果的で、ついでにコメントも効果的。「台風が押してくれたのさ！」。。。「台風」という言葉を「ドームの風」って言ってみよぉ〜♪　２発目はアナウンサーの船越氏が「風は関係ありません！」と絶叫していたが、どうせなら「ドーム内の向い風も関係ありません！」と叫んで欲しかった。いやぁ、ドームの中継で風を話題にするとは墓穴を掘るようなものです。

　まぁなんちゅぅか、結局日テレっていうか、この船越氏は最後にはホームランで試合を決めるのであって、それが今の読売をどれだけダメにしているかってのをわからないとね。

　でも更に効果的だったのは桧山選手の打撃だった。もちろん今岡選手の進塁打となったセカンドゴロも見事だけど、桧山選手のＨＲにタイムリーっていうのは本当に欲しいときに欲しいものをくれた気がする。

　最後のシーツ先生の１発なんてダメを押しまくる一撃で、ただ勝つのではなく非情に勝つといった感じ。普通に勝つのではなく、強く勝つこと。相手から反撃の意思を奪う勝ち方。タイガースにとっては次につなげる勝ちを、そして読売にとっては明日に引きずらせる勝ちを。また上原で勝てないという心を折るための戦いをした感じがする。ハシケン、江草くんではなくカミソリのような球児投手と大斧のような久保田くんを投入したことは、後半戦も全力で勝ちに行くという意思表示と宣戦布告を全球団に向けて発したことに他ならない。

　試合を観ていて思ったのは、チームとして勝ちに行ったタイガースと読売の差は実はとても大きかったものだった。

　岡田監督が言った「ドームなら打ち始める」が本当になった試合。世間で言う「死のロード」とかドラゴンズの影とか、そういうのは全部まとめて上等だコノヤロー！！なのである。

　エキサイトシートでご観戦の赤米さん。桧山選手の活躍もあってよかったね。

　先日、恐怖のバイトのことについて書いた。で、８月から別の凄いヤツ（バイト）が隣の課に来るので書く。

　とにかく噂先行型だが、凄いやつがやってきた。