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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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大人のダンス
 『相手がワルツならワルツを、ジルバならジルバを踊る』という名言を吐いたニック・ボック・ウィンクルというアメリカの名レスラーがいたが、今日の藪さんはまさにそんな感じの投球だったと思う。

 どんな感じかっていえば、相手がやろうとしている攻撃にそこそこ付き合う素振りを見せながら結局は自分のペースで進めてしまう。そんな感じがした。8回0/3で1失点、お見事としか言いようがない。投球のリズムもいいから打線もリズムに乗って援護が出来る。

 今のタイガースは盤石ではないけれど崩れない試合が出来る、つまり大人の試合が出来ている。これが出来ているのは首位の中日くらいなものだ(パ・リーグは試合を見ていないので除く)。

 昨日のコメントでのぶさんも書いてくれたけど、今岡選手が全力で走れるようになった。でも、今日、誰よりも全力で走っていたのは送りバントのときの藪さんだった。投手が送りバントをしっかり決める。これがどんなに試合のリズムを作っていけるか、他の投手と一部の野手も勉強しないとね。

 そんな藪さんが全力疾走だから、他の選手も全力で走る!!秀太選手は3塁ベースを回ったときにややコケ気味になるくらいだった。

 印象に残ったのは赤星選手。初回の打席で、悪いことに浅い外野フライを打ち上げてしまう。今年何回も見た風景。ベンチに戻り、座りながらスイングを確認する作業を行っていた。そして次の打席で転がすことは出来たが内野ゴロ、そして3打席目でついにライト前に鋭い打球を運ぶことが出来た。向上心の賜物なんだろう。顔面死球の後遺症も抜けてきたようで今後に少し期待できそうに思った。

 とにかく今日の感想は、大人の試合運びのタイガースの前に、ベイスターズが浮き足立ってしまったと言う感想。後ろに大人の大魔神がいないと困ってしまってワンワンワワン!!な状態が顕著だった。

 子供は背伸びをしがちだけど、やはり大人が本気を出したら叶わない。酒だって大人の方が美味い酒や店や飲み方を知っているように、野球だって若さだけじゃ何とも出来ない試合運びがある。

 最後のウッズのホームランは、バテた藪さんのご愛嬌。試合展開の上では気にすることは無い。

 試合後は岡田監督も選手を褒めちぎる。そうそう、普段からそういう風に選手を褒めて明るい雰囲気にしないとね、やれば出来るじゃん。叱責するのはコーチ陣に対してやってね♪

 ってことで、話をまとめると、今日の試合は
  
 藪さん、イェ〜〜〜イ!!
 
 よくわからんがそういうことだ。

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| タテジマに想いを | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
コブシを握れ
 記録よりも記憶に・・・とは一流選手がよく言う言葉だけど、やっぱり記録にも記憶にも両方残ることに越したことはない。

 今年のタイガースの大記録としては金本選手が更新中の連続フルイニング出場記録を真っ先に上げる人が多いだろう。直前の左手首への死球は見ているこっちが辛いほどのものだった。でも金本選手は立ち上がる。歯を食いしばって立ち上がる。そして出来る全てを出し切るために軽量バットに変え、出場を続ける。

 金本選手といえば試合中に大げさなアクションをしない人という印象が強い。でも今年は握り締めたコブシを突き上げる、日本シリーズのサヨナラホームランを思い出させるようなポーズをとったこともある。丈夫なだけじゃない、成績だけでもない、それ以上に気持ちを持たなければ記録と記憶は残らないものと思い出させてくれた出来事だった。

 次の記録といえば、藪選手の1000奪三振。達成試合は負けたけど、それまでの歴史が否定されるはずはない。藪選手といえば俗に言う暗黒時代を支えてくれた投手。今でも僕はタイガースのエースと言えば藪選手と言い切ってしまうことが多い。勝てないタイガースといわれる中、藪さんでしか勝てない時期も長くあったことも事実。他の球団だったらもっと勝てていたんだろうけど、それでもタイガース一筋でずっと投げ続けてくれた藪さん。積み重ねた三振の数は僕たち長いファンの思い入れも重ねてきたものということは確信できることだ。

 そして最新の記録といえば桧山選手の1000本安打。入団して14年目で1000本というのは達成した人たちに比べれば決して早いほうではない。でも長い歴史を持つこの阪神タイガースで、タイガースのユニフォームを着て達成した人は桧山選手で14人目なのかな?というくらいの貴重な数字だ。桧山選手といえば、笑顔が印象に残る選手だけど、気持ちの強さを忘れてはいけない。顔面への死球の後の大活躍は1回だけじゃない。どうやったら恐怖心を克服できるのか?と思わずに入られないくらいの精神力で打席に立ち向かい結果を残す。濱中選手やキンケードといったライト候補がいても結局は桧山選手が出場しているという事実を僕たちファンは見逃してはいけない。

一時は1番新庄、2番桧山という今思えば無茶苦茶な打線に入れられたこともあったけどそれでも悔しさなどを表に出さず、チームのために戦う桧山選手の1000本安打は数字以上に記憶に残るものだ。

 30台の選手をベテランと呼ぶよりは『働き盛り』と呼んだほうがいいというのは昨年の星野さんの言葉だけど、働き盛り以上の表現があればその言葉を使いたいくらいだ。金本選手が移籍してきてウェートトレーニングをしている横で、負けないようにトレーニングをしていたのは桧山選手だ。そして一緒になって長い間チームを支えてきたのは藪選手。ともに投打の中心としてチームを作ってきた選手だ。
 
 競争しているのはショートやサードといった内野手だけじゃない。出場が確約されているような選手も必死で戦っている。彼らがグランドで、マウンドで握り締める拳は記録や記憶を残すための影の必死の努力がほんの少しだけ顔を出した、姿そのものだ。

 後世に立派な記録と記憶、本当におめでとうございます、金本選手、桧山選手、藪選手。
働き盛り3本の矢の陰の努力と流した汗と涙に拍手を!!
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| T−コラム | 21:08 | comments(0) | trackbacks(0) |